富士山登山日記 2007年

2007-07-29

富士山登山日記 2007年

●予算

必要経費:19800?  これに、有料のトイレチップ代とお土産代♪

2007/7/28(土)~7/29(日) 天気:晴れてた?

出発前のツアー申し込み 

去年は惜しくも8合目でリタイア。今年こそ頂上まで行くぞー! と、「去年でもうコリゴリ」であまり気乗りがしていなかった友人っを笑顔でせかし、2年目のチャレンジです。

今年は折りしも、富士山にゆっくり登ろうキャンペーンが始まった最中で、去年みたいに頭と足がたがいちがいに寝る辛い宿泊形態じゃなくしたという記念すべき年! 記念すべきゆったりプランという名の新しいツアーの登場♪

これならいけるかも!?

ということで、ゆっくり登るコース&宿泊も7合目の下のほうで泊まることにしました。3000m以上の宿泊は高山病を誘発するかもしれないので、去年の二の舞にならないように、自分たちのペースにあったツアーを探し出しました。

5合目 

去年とはちがうツアーのため、使用する休憩所がちがってました。五合園レストハウスというログハウス風のでっかいところでした。あの泡のトイレがあったところか~、そうか、ツアーによって休憩所ってちがうんだ……。

とか思いながら通された3Fの休憩スペース。ここにだだっぴろい畳の部屋があり、空いてるところに荷物を置いて、着替えたり・整理とかをして準備を整えます。それにしても帰りの温泉の荷物とかは、ここじゃなくて、外のブルーの敷物下に置いておけっていうけど……防犯面は大丈夫なんでしょうか。ちょっと不安になりました。ここ、誰でも入れるんですが……。

さすがにツアー料金の値段の差はここにあるのか~と思ったのが、ガイドの強力さんでした。私が想像していたようないかにも山男って感じのたのもしそうさおじさんです。去年のこぶとりおっちゃんとは明らかに違う!? だって靴の履き方から歩き方まで、最初に細かく教えてくれた。踵をしっかりつけてトントンしてから履くとか、紐は登りはちょい緩め、下りはぎゅっときつくしばるとかね。

去年来てるので、てきとーに1時間ほど時間をつぶします。身体を慣れさせないといけないしね。ゆったりプランなので新宿を出て行く時間も、ふつうのプランの人より1時間遅れということで到着時間も遅かったので、のんびり出発です。14時だったか15時あたりの時間に出発した記憶があります。(もう曖昧 ^^;)

5合目~6合目 

去年も通った登山道の入り口をくぐり、いざ出発! 今回のガイドさんは、植物のことだとか、そんなことを解説してくれました。もちろん歩き方も教えてくれます。息を吐くのを意識して呼吸するとか、休憩のたびに甘いものとか水とかを補給して、乾く(おなかがすく)前に補充するんだよ、とか、そんな感じに。

歩くペースは去年とかわらず、非常にゆっくり。こういうガイド付のツアーの場合、体力に自信がない人は先頭のほうに来て歩くのが鉄則なので、今年もそれを実行。ガイドさんの解説がよく聞けるベストポジションでてくてく歩いていきました。去年とちがって、道がわかっている分、なんとなく安心。

6合目~7合目 

霧の立ち込める6合目の安全センター前。また視界が曇ってます。2年連続です。本格的に登山道がスタートするのは、吉田口と合流するここ6合目から。ジグザグに作られた登山道をあがっていきます。傾斜があるので、思っている以上に太ももにきます。去年はここでもけっこうへこたれましたが、今年もやっぱり辛い。

でも、ガイドさんが「あの湖、何湖かわかりますか? 山中湖ですよ」とか観光ガイド並みに気を紛らわせてくれた(やった、休憩ターイム)って感じに、へこたれそうになると小刻みなお休みとかが取れて、去年よりはダメージも少なくすみました。お月様が出ていることに気づくくらい余裕があったしね! 

6合目~7合目に向かう途中で、お月様を発見!

で、無事7合目の岩場が出てくるところまで到着しました。

7合目~宿到着

去年は岩場も途中までは元気だった。そうあれは東洋館という山小屋までは私は元気だった。確かに元気だった。その後が死んだけど……。なんて不吉なことを考えながら、よっこらしょっと岩場に入ります。岩場に入ると、見上げるとすぐ上にもう最初の山小屋が見えるんですよ、「花小屋」さん。ほんとうにあっという間、5分もたたないうちに一見目の宿を通過。そしてまた数分歩くだけで……今晩お世話になる「日の出館」に着いちゃいました。

……え、もう? と思うくらい楽勝で到着。それはそうです。去年楽勝だった東洋館に比べたって、全然低い位置にある山小屋なんですから!   更に嬉しいことは夜の出発が遅いこと。よくあるご来光プランではないので、夜中に起きて歩き出すことはありません。ゆったりプランです。日の出前の少し早い時間に宿は出ますが、基本的に暗い夜道は歩きません。だから夕方到着しても、11時とかに起き出すんじゃなくて3時くらいに起きればいいって感じ。本当にゆっくりできます。時間的にもゆっくりだし、寝床もゆったり(はあと)

去年みたいに身体を斜めにしなくてもいい(はあと) きちんとまっすぐ仰向けになって寝れるスペースが確保されている上に、寝る向きもみんな一緒だから、頭と足が離れてるの!? もう感激です。

これなら寝れる

という環境でしたが、私は神経質なのでやっぱり寝れなかったんですが、それでも十分に身体を休めることはできました。

宿出発~8合目・白雲荘

日の出前のちょっと早い時間にみんな起きはじめ身支度です。唯一使うヘッドライト。これから日の出までの短い時間に使用します。まだ寒いのでレインウェアも装備です。ぞろぞろと出発し、しばらくは暗闇の中を歩きます。ヘッドライトがなければ一歩も進めません。でも、少し歩いて、岩場をてくてく歩いているとだんだんと明け始め、日の出は岩場のところにちょっと張り付いて、お日様とご対面を果たしました。去年のご来光よりは低い位置でしたが、それでもやっぱりきれいでしたー。^^v

夜が明けて歩いてたんですが、ふと下を見たら、なんか水の中みたいな色なんですよ。水色なんです、空気が。なんかちょっと不思議な光景でした。

水色の世界

ま、そんなかんだで、すっかり明るくなって東洋館まで来ました。実は日の出館と東洋館で宿泊先を選べるツアーだったから提携関係があるのか、朝ごはんのこちらの東洋館にあがりこんで、日の出館でもらった朝ごはんのおにぎりをほおばります。部屋の中でのゆっくりした朝ごはん。ちょっと感動です。ちなみにここの山小屋めちゃくちゃきれいです。

去年の経験どおり、岩場のなくなる蓬莱館までは、まあ何とかこれるんだけど、こっから先がキツイ。足場が岩場から砂礫にかわるんですが、歩きにくい上に傾斜が急。またもや太ももにきます。まあ、後から考えてみると、もっと上のほうにも太もも泣かせの傾斜があるんだけど、そのころには慣れちゃうのか……後から思い出すので、6合目にさしかかったときと、岩場がなくなって砂礫なるこの8合目付近の太もも泣かせエリア。ちょうど3000m超えも果たしているし、このあたりで身体が最初にまいっちゃうのかもしれないですね。

それでも一歩一歩も、ちょっと荒くなってしまった呼吸を整えつつ歩いていくと、見覚えのある山小屋が見えてきました。白雲荘です!

白雲荘~9合目の鳥居

真っ暗だと風景も、風景を説明した看板も読みにくかったんですが、午前中に登ってくると見晴らしがいいですねー。ちょうど白雲荘の前は広くなっているし、いろんな山とかが見えるし案内看板もあるので、ちょっとした観光気分に味合えます。そして気になるのがトイレ渋滞。ここは広場になってるからツアーのふきだめになっているのか、いつも混みあっている印象があります。^^;

去年のリベンジをかみ締めながら、トイレを越して右側の登り方面に進んでいきます。去年はリタイアだったので左側の下山道への合流バイパスを歩きましたが、今年は違います!

意外や意外、白雲荘から次の山小屋までけっこう近いんですね。あっという間に次の山小屋に着いちゃいました。

実はここに、私と友人がお土産記念用にとひそかに狙っていた「小枝ちゃん」というものが売っているんです。小さい木の棒に山小屋の焼印が入っているやつ。小さいし記念になるし、これ買っていこうねーとか張り切っていたんですが、7月だというのに完売といわれてしまいました。

……ご来光組にとられたのか、それとも元々の在庫数が少なかったのか……とにかく手に入りませんでした。名残惜しく、サンプル品の小枝ちゃんを写真に写し、先に進みます。

買えなかった小枝ちゃん

とにかくこっから先はただひたすら歩いていたのであんまり記憶にないんですが、特に印象深かったのがこの2つ。一つは頂上まで身軽に行けるようにと荷物を預かってくれた山小屋があったこと(富士一館だったと思う)、9合目に鳥居があったことです。あとはやたらめったら山小屋があるんだなって思ったくらいかなー。

ザックから当座必要のないものを別の袋に入れて荷物を預かってもらったおかげで身軽になった私たちは、頂上を目指します。友達はやはり高山病が出ていたので、かなり辛そうでしたが、それでも鳥居が見えたときは、二人してかなりハイテンションになりました!

もしかして頂上ってもうすぐ!?

鳥居~遂に頂上へ!

全然まだじゃんという距離感をつかめていなかったので、グロッキーだった友達が生気を取り戻すくらいはしゃいだ私たちは、写真を撮って、ちょっと有頂天でした。でも、頂上まではまだまだなんだなーこれが。一向に登った気がしない気分を味わいながらずっとあがりつつけて、鳥居を越しても同じように登り続けたけど、頂上は一向にやってこない。
 上を見ると、頂上らしき柵というか……それっぽいスペースが見えるんですが、全然近くならないから不思議です。

っていうか、最後の最後で岩場ってやめてくれません?

9合目の鳥居   9合目の岩場

って声を大にしていいたい最後の難関。今回はゆったりプランで混雑してないからよかったけど、ご来光プランだったら、ここを日の出前の真っ暗な状態で登るわけでしょ? 渋滞起こるよね、ここって。(2009年注記:やっぱりご来光を頂上で見ようとすると、ここの岩場のせいで、すっげえ渋滞が発生してた(T_T))

へとへとになり、気づいたら先頭にいたはずなのにビリ欠になっていたけど、最後の階段を上がりきり、私たちのリベンジは見事果たされました。やったぜ、頂上。

頂上~火口

……寒い。さっきまでは歩いていたからぽかぽかしてたんだけど、頂上に着いて歩くのを止めたら、一気にきました気温の洗礼。あわててフリースを重ね着する。よかった念のため2枚持ってきてて。神社を見たり、お店をみたり、展望台(?)を見たり……しばらく寒さをこらえて外にいたんだけど、天気は一向に回復せず。実は9合目のあたりからずっと曇ってたんですよね。おそらく雲の中じゃないかと思う。

富士山山頂からの風景...ですが、雲がたちこめていて真っ白でした^^;

真っ白な風景に取り囲まれ、「もう雲はいいよ」なんて贅沢ともとれる感想が去来していた私の心情でした。雨女の宿命なので、雨が降らなかっただけ良しとしよう。

とりあえず暖をとるために「うどん」を食べることにする。寒さにやられ気味の私と高山病でノックアウト状態の友人でしたが、ランニングハイみたいな状態になっちゃってるのか、妙なハイテンションでうどんを食べる。

あったかい、暖がとれる……ええっと味はね~ちょっとしょっぱい。^^;

なんてことを話しながら、友達がうどんを食べれるくらい回復していることに一安心。体調問題は私のほうがやばいかもな。冷えには気をつけないと。できればもう1枚、3枚フリースを重ね着したかったです。

頂上でしか売っていないお土産を買います。おつりなしでぴったりで払うと褒められました。嬉しいです。人の役に立てた気分になります。こういうところなんで、おつりを用意するのも大変なんだなーとか思いながら、ビリ欠で着いたのであんまり自由時間は少なかったけど、十分に頂上を満喫できた頂上でした!
 

下山する前にガイドの強力のおじさんが火口に案内してくれます。ぱっくりと口が割れていて、吸い込まれそうな感じの火口でした。なぜか下山する段階になって雲が切れ、太陽さんが出ていらっしゃいました。頂上での太陽、ぎりぎりのタイミングで見れました!

ぱっくり割れた火口

火口付近の道っぽいのが、お鉢めぐりのコースかなーなんて思いながら、名残惜しい気持ちと、下山して本格的に暖をとりたい身体の欲求を感じながら、頂上を後にしたのでした。

下山

頂上からの下山道。砂礫は黒いのねーとか赤いのねーとか思いながら降りてきました。頂上付近は真っ黒なんですが、下に下っていくと、どんどん赤くなっていくんですよ~。^^v 

富士山の下山風景

8合目リタイア経験なので、その8合目の下山道のイメージしかなかったんですが、頂上からの砂礫って、8合目付近と色が違うんですね。だから何となく、色が目に着いちゃったのかもしれません。ずぶっと入り込む感覚とか、降りても降りても代わり映えしないとか……けっこう長く感じる道中です。

途中、荷物のピッキングに下山道を外れましたが、

ここ、歩いていいの!?

という実にデンジャラスなバイパスを通って、荷物を預けた山小屋に向かいます。断言します。ガイドさんがいなければ、こんな怖いバイパス、私は絶対気づかないし、歩きません。歩ける平らなとこ、狭かったぞ。ちょっとでも貧血起こしてふらついたら転がるぞ、私!? という怖い記憶しかありません。まあ、ちょっとハイテンションになっていたので、そのときは一瞬ひるんだだけで、ほいほい先に進んじゃいましたが。(あとから思い出すとね……すごく怖い道だったような気がするの)

あとはひたすらジグザグの下山道を進むだけです。ここは荷物運搬用のブルトーザーの道でもあるので、途中でブルトーザーに出会って道を譲るときに、ちょっと怖さを感じるくらい? 山側によければいいんだけど、谷川によけるとちょっと怖い。^^;

友達は高山病にプラスして、ひざの痛みもきたので大変そうでした。ひざの痛みを抑えるために、後ろ向きに歩いたり、斜めに歩いたりしてたけど……やっぱり最後は普通に歩いていました。登りよりも下りのほうがツライといわれているのはこういうのもあるのかなって思います。単調な道で飽きちゃう部分もあるし、ひざの痛みが出ちゃうとけっこうツライし、高山病も、下りのほうが一気に高低差が出てひどくなるみたいだし。

下りはちょっとした景色の違いとか、高山植物とか……とにかく、代わり映えしない中に確かに存在するちょっとした変化を感じとるようにして、景色を楽しむように、自分たちのペースで楽しく心がけて降りるのがいいのかもしれません。

とにかく長かった。

5合目~温泉

ビリ欠で5合目に到着。かなり遅れていたので、お土産を見ている時間はわずか5分。まだグロッキーな友人の分をサクっとお土産をGETして、あわててバスに乗り込み、いざ温泉へ。不思議なことに……というか、当然ながらというか、降りれば降りるほど友達の高山病は良くなり、温泉に着いたころにはいつもとかわらない状態まで復活していました。

ほんと、高山病って不思議な病です。でもよかった~元気になって。

さて温泉は、ツアー料金のお高さが反映されていると申しましょうか、立派できれいな温泉でした。露天風呂までついていて、そこから富士山が見えちゃうんですよ。夕方なら、夕日に染まった富士が見えるかもっていうのが売りの温泉らしく、その名も「紅富士の湯」。

……が、しかし、あれ? 富士山見えない? 

なんて思いつつ、露天風呂に入ってました。熱めとぬるめの湯で露天も2つあったし、大浴場もすいててゆっくり入れたし、申し分ございません。ゆったりプランっていいかもしれない♪

……あれ? そういえば鈴は? 

5合目であまりに時間がなかったのですっかり忘れていましたが、100歳長寿の鈴、去年もらったのに今年もらってないよ! 今年はなかったのかなー? なんてことを思い出したのは、そんな湯に浸かっていた最後の最後のときでした。

後日談

去年とは比べ物にならないくらいのひどい筋肉痛&ロボットぶり。

立てない、座れない、曲がらない 

できそこないのロボットがいたら、富士山帰りの私です。^^; こうなるとわかっていたから翌日は有給をとっていましたが、できればその次の日も休みたかった。ロボット状態で仕事に行くって結構ツライ。去年のロボットぶりなんて目じゃないくらい、私、ロボットに成り果てていました。

白雲荘~頂上の往復、私の身体には相当辛かったみたいです。

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