富士山登山日記 2009年

2009-08-07

富士山登山日記 2009年●予算

必要経費:13,990  これに、有料のトイレチップ代とお土産代♪

2009/8/6(木)~8/7(金) 天気:雲ってるか雨(T_T)

東京出発~5合目   

トイレ付きのバスをご指名の父。で、今回は、初手配旅行で、がんばってトイレ付きのバスを探してみました。トイレが近い人がいない場合は、新宿~5合目まで東京駅八重洲南口にJRバスの乗り場があります。そこからバスに乗り、一路河口湖へ。御殿場のアウトレットや富士急ハイランドに行く人が使うバスなので、登山スタイルの私たちたちは、はっきりいって浮いてました。^^; みんなやっぱり新宿からの直通バス使うのね。

高速が途中込んでしまいました。トイレの問題はオールクリアですが、びゅうバスの怖いところは「接続」です。河口湖で登山バスに乗り換えないといけません。乗り換え時間を50分くらいとってあったんですが……間に合いませんでした。くそお、次のバスは1時間後だ。仕方ないので河口湖駅でお昼ご飯。正直あまりおいしくなったです。^^; 駅でっぱっと食べるんじゃなく、もうちょっと外に目を向けるべきだったかもしれません。

ちなみに天気は曇り。富士山の欠片も見えない。河口湖で登山バスのチケットを買い(駅の左側に売り場がある。乗り口から一番遠いところです。往復割引だと2000円ですが、片道だと1500円します。ぜひ、ここで往復チケットを買いましょう。

やっとこさバスが来て乗り込みます。途中地面が濡れていました。でもあまり、物事を深く考えない、父と娘。

「よかったねー。さっきのバスに乗ってたら、向こうについたときに雨だったかもよ」

なんてお気楽に話しながら、1時間弱のバスに揺られ、5合目に向かうのでした。

5合目

着いたときは、今にも振り出しそうな雲行き。さっさと歩き出したいですが、もう2300m超えていますので、そうもいきません。最低1時間は体をならさないと高山病になりやすくなってしまいます。

お土産を最初に物色し、裏にある神社に参拝し登山の無事を祈願。そして、レストハウス3階の博物館があるスペースのわきで、荷物を整理。ツアーで来ると、このレストハウスの3階とかで荷物の整理とかしていたので、こわごわ上がっていきました。おばちゃんが見張っているのは……たぶん、荷物の番をしてるんだろうな。びくつきながら、横でさっさと荷物をさくっと直す。

さて……と思って下にいけば、ざぁーと大雨でした。ふたたび3階に行き、あわててレインスーツを着込みます。はじめてです。5合目のスタート時点からレインスーツ着たの。すっげえ強力な雨男の父と、その遺伝子をかわいそうにも受け継いでしまった娘ですから、たぶんあの日の雨は私たち親子のせいです。そのほかの登山者のみなさま、ごめんなさい。(T_T) 晴れ女の母が一緒にいれば、きっと天気はよかったと思います。

雨がちょっと弱くなったころ、やっとこさ1時間経過。やっぱりこの1時間は昼食にあてるのがあるべき姿だ。長かった、1時間。なんて思っていると、父はさっさと上り始めようとします。まて、準備運動くらいしろ、元山男。本当にこの人は昔、山に登っていたんだろうか……。とりあえず、屈伸とか足まわりを中心にストレッチ。ストレッチはちゃんとやりましょう。足は骨折しようが何しようが、その足で登って降りなくてはいけません。 

5合目~6合目

入り口をくぐると大きな雨のお池がお出迎え♪ どんだけの大雨だよ。とか思って、はじめてのことに驚いていると、今度は裸馬が走ってきます。河口湖は5合目~7合目、実は馬でも登れます。すげえお高いのですが、足腰の悪い方にとってはいいかもしれません。でも、白いどさんこみたいながっしりした馬が暴れて走ってます。……怖いです。冗談なく死人が出ます。あとから兄さんが駆け足で走ってきたけど……はじめて見た光景です。ちらりと、今年の登山は波乱に満ちたものになりそうな予感がしました。

「おれはゆっくり歩くからな」

と娘を安心させていたわりには(私のペースはすごくゆっくりなので)、父はマイペースにペースを刻み、てくてく進んでいきます。途中休憩はあまり取らず、まわりの風景も雨であんまり楽しめず、本当にたんたんと進む。……でも一番らくに歩けました。4回目の登山ですが、あまりはしゃがず、雨もしくは曇りの状態は汗もかかず、途中水やおやつ補給のためにちょっと休むというペースは、登りやすかもしれない。なんて思いました。でも、父さん、ちょっとペース速いよ。途中であったツアーのペースが今までの私のペースだから、はるかかなたに離れたくらいのペース。通常45分くらいかかる「お中道」を、ツアーだと1時間強かけるんだけど、45分で制覇! 6合目の吉田口合流までは、お中道というトレッキングコースみたいなところを歩きます。距離がけっこうあり、最初、ここだけでもキツイんです。2300mでも呼吸は苦しいし。

口をすぼめて長く息をはく、息を吸うのはあまり意識しないでいい、両手はだらんと、足をだらだらと歩く。ツアーで教えてもらった歩き方ができるとこの先、高度が上がっても楽なんだそうです。だから6合目までのトレッキングコースはいつも、呼吸法の練習と思って長い距離を歩きます。

6合目付近はいつもどんなときでも水蒸気に囲まれたイメージがあります。4回登って4回とも、吉田口と合流するところはいつもそんな感じです。でも今回は、けっこうな強力な雨も一緒にやってきました。6合目には安全センターがあるんですが、いつもおっちゃんが地図を渡してくれるのに、今年はいなかった。すごい雨だからな……そりゃあ配るはずもないか。トイレがあるので、ここでちょっと長めの休憩。次のトイレは、7合目の各山小屋までありません。

6合目~7合目

6合目からは整備された登山道が続きます。吉田口からならまっすぐ、河口湖口からなら右手方向に登りが次の順路。ジグザグにひたすら登って行きます。

ツアーのガイドさんがいうには、「なるべく段差がないところ」を登っていくのがいいそうです。さすが富士山は高いんだなっと思えるんですよね、ここまでくると。けっこう急ですから、坂が。まあ、7合目とか8合目とか9合目とかいくと、もっと急になるところがあるんですが、最初の登山のときもだし、4回目の今だって、このあたり普段活躍していなかった太ももが疲れてくるんだ。^^; うん、トレッキングじゃないな、これは。登山だ。って思えます。

毎年、友達とふざけて登っているので(天気もよかったから暑かったし)、6合目のこの太もも泣かせのジグザグ道もけっこうツライ記憶があったんですが、しゃべらずにてくてくマイペースに登ると楽なこと。天気も曇りで余計な体力を使わないし。お互い無口な父と娘なので、静かに登って行きます。似てるのよね、こういうとこ。母か姉がいないと、お互い困ってしまう似たもの同士なので。^^;

ちなみにこのあたりから、山中湖だの河口湖だの、なんか湖が見えてきます。山中湖だったかな? 標高も高くなって、5合目~6合目のトレッキングコースはまだ森の中を歩いている感じがあるんだけど、6合目~は、山に登ってる感じの風景です。森林限界を超えて、砂利だけになるしね。天気がよければ、ちょっと休憩して、じっくりまわりの景色を楽しみたいところです。

7合目~宿到着

……で、てくてくマイペースだと早く登れてしまうようで、早くも7合目に突入です。ジグザグ道が終わり、岩場がはじまるのが7合目スタートの合図。見上げればすぐ近くにもう山小屋があります。5分も歩けばすぐ着いちゃいます。でも7合目の岩場はみんなペースが遅くなるのか、さっきまで人が少なかったのに、岩場に入るとすぐ渋滞に巻き込まれてしまいます。これが週末の登山なら、岩場はいつも大渋滞。今回は平日だからこんなものですみましたが……。

この岩場は8合目の蓬莱館という山小屋まで続きます。できれば明るいうちに制覇したい場所ですが、今回の宿は7合目の下のほうの山小屋なのでそうもいきません。1日目の工程としては楽なんですが、2日目がツライのが7合目の山小屋宿泊です。

花小屋、日の出館。山小屋はすぐ来ます。体力がない人でも、東洋館あたりまでなら楽勝で登れます。はじめての登山で8合目の白雲荘まで一気に登ったときも、東洋館までは楽勝でした。今回は鎌岩館なので、日の出館と東洋館の真ん中あたりの山小屋なので、そんなにつらくありません。途中で一箇所妙に虫が出没するところがあります。そこさえやりすごせば、ぜんぜん楽勝♪ あっという間に7合目の救護所に着き、その隣が今回のお宿、鎌岩館です。

ここははじめて泊まります。6月中旬にあわてて山小屋の予約を取ろうとしたら、もうここしか空いていませんでした。はじめての登山の人がいるときは東洋館くらいの高度まで稼ぎたいけど仕方ない。でもここ、宿泊するとトイレは最初の1回のみでいい。ちょっとうれしい。しかも女の子にとってうれしかったのはトイレに予備のパットがあったこと。整理中に登る人はいないと思うけど当たっちゃうかもしれないから、これはうれしい配慮。あんまり見た覚えがなかったからちょっと感動。ご飯もカレーじゃなくてハンバーグだったし。はじめてカレー以外食べたかも。1か所しかないけど、着替える部屋っていうのもはじめてだったし。ツアーじゃ無理だけど個人で来れば、週末はずせば、使えそう、この着替え部屋。なんて思いながらはじめてづくしは続きます。

寝る場所もシェラフというのもはじめてでした。ふとんもあったけど、白雲荘も日の出館も毛布に布団だったから、ちょっと驚きました。14:30にのぼりはじめ、17:00には到着。18時にご飯を食べ、仮眠という段取りですが、まだ寝れないので、夕食後ちょっと外に出ました。雨は上がり、曇ってはいるけど、空は明るい。父と「きれいだねー雲海」なんていいながら家で待つ母に電話。auですが、ちゃんと通じました。5合目のレストハウスあたりは電波悪いんですが7合目は大丈夫みたい。無事宿に着いた報告をし、仮眠に戻りました。……ま、神経質なんで眠れたことなんて一度もないんだけどね。^^;

宿出発~8合目

案の定一睡もできず、23時前に起きました。みんな23時に起きるようなので、ちょっと早く起きました。っていうか、早く目が覚めた父(熟睡してた、うらやましい)と、寝るフリにあきて星空をちょくちょく見に行っていた娘なので、待ちきれず起きちゃいました。でも正解。混む前に準備ができて出発できたので、ちょっとはやめ行動はいいかもしれません。

23時ちょいすぎには出発です。星空がきれいで天気はよさそうです。ランプを装備して、さあ出発。人はちらほらいるけど渋滞もなく、自分のペースでわりと進めました。ひたすら岩場ですが、まあしばらくすると目も慣れてくるし、何だかんだで人がいて、その人たちがみんなヘッドランプしているので思ったよりも明るいので、足元は大丈夫。

山小屋のトイレは山小屋ごとにキレイさが違います。東洋館が私は一番オススメのきれいなトイレ。なんて父に紹介しながら、7合目を登りきり、いよいよ8合目。岩場は淡々と続きます。

8合目~9合目

蓬莱館をすぎればこっちのもの。山場はさらば。でも、ここはもう3000m超え。傾斜もきつくなっています。足元は砂礫にかわります。早い話、足場も悪く、急な傾斜に太ももの悲鳴は6合目の比じゃないし、何より息が切れてくる。ジグザグしてる砂礫を、ジグ・ザグの折り変えごとに休みたい衝動に駆られます。でもマイペースを旨とする父はそれを許してはくれず、ひたすら同じペースでジグ・ザグを休みなく進みます。

毎年、ここはけっこうキツイんですが、今年は楽でした。やっぱり一定ペースで刻むのっていいみたいです。父のおかげで今年はかなり楽に登っています。けっこう遠かった記憶のある白雲荘までの道のりはかなり短く感じる道のりになっていました。マイペースって素敵♪

白雲荘は下山道にも近いので、リタイヤするときには実に便利な山小屋です。宿の前のスペースも一番広く、ツアーのトイレ待ちの行列だの何だの、「こんなに人っていたのね!」と思えること請け合いです。だいたいこのあたりから、人が急に混みます。でもそのすぐ上の元祖室はトイレがガラガラだったので、白雲荘のトイレはツアーでごったがえしているので、トイレ休憩にはオススメしません。ここは、景色の確認が一番最適です。というのは、案内板があるんです、ここ。この山は何だよ、みたいな感じで。

「山中湖かねー」なんていい加減に思っていた湖も「河口湖」だったことが判明するくらい、地理に疎い私には力強い味方です。ちょうど河口湖のところがすごくきれいに晴れていたんですよ。夜景がすごくきれいだったんです。

8合目~がすごく長く感じるのは名称のせいだと思います。8合目のあとに9合目が来るかと思いきや、「8合5尺って何じゃい!」って感じです。もうどうでもいいよと思いながら、ひたすらてくてくあがります。人はどんどん現れてきます。

「荷物預かります」という看板も出てきます。富士一館です。2度目の登山のときに荷物を預けましたが、下山時にわき道を通って荷物を取りに行く必要があります。ガイドさんがいない今、その道に気づける勇気がなくスルー。荷物は持っていくよ。

そのうち、江戸屋に到着。ここは須走口との合流です。左に見えるのが須走口から登ってくる人。まっすぐ(右側)に行けば頂上までの道。ここまでくると下山道もわかるんですが、「おうおう、光があがってくるわ」ってな感じ? ツアーで7合目とか比較的低い位置の山小屋で止まった週末登山は、だいたい最後は渋滞に巻き込まれ、途中から下山道を登ることになるらしい。たぶんその口のみなさんでしょう。私は下山道から登ったことはありませんが、けっこうツライらしいです。友達がいうには。

さて最後の山小屋はご来光館です。ここでトイレにいかないと、山頂にはトイレがありません。(本当は、吉田口側と富士宮口側の2箇所にあるらしいんですが、かなり汚いためツアー参加時に案内してくれなかったので、よっぽどなんだと思います) 最後のトイレなのに全然混んでなくて、ラッキー♪ ただ最初トイレに気づかず先に進んで、あわてて引き返しました。山小屋が見えたらすぐ右の小屋に向かいましょう、それがトイレです。左に行くと頂上に行っちゃいます。

9合目~頂上

さて最後の山小屋を後にひたすら頂上に向かって歩き出すと、渋滞の度合いがかなりひどくなります。ちょっと歩いただけでとまっちゃう。そのうち、全然動かなくなる。やば、渋滞だ。

9合5尺の鳥居に着いたころにはぜんぜん動きません。動いているうちは暖かいのでいいのですが、とまると寒さが厳しいです。思えば、江戸屋かご来光館のとこでフリースを着込めばよかった。寒さで風邪をひきそうにはなるし、おなかが冷えて痛くなるし、さっきトイレにいったのにまた行きたくなるし……散々でした。

半袖+長袖+レインウェアでちょうどよかったけど(渋滞がなければ暑いくらいだったし)、止まると+フリースが必需品。雨まで降ってきたからよけいかもしれない。体は冷える、ここ山の上、風が冷たい、天気もまっくろ雲がまっすぐこっちにやってくる、でもってとどめの雨の降り出し。

そのうち渋滞の原因が明らかになりました。この先岩場があるそうです。ツアーのガイドさんらしきお兄さんが声を張り上げて「二列に並んでください! 個人の人や上級者は右に並んだください。この先右側は登れそうにないように見えますがちゃんと登れます」とのこと。

父がどうする? ってふうにこちらを見ます。ツアーじゃないし個人だし。父は元山男。私も富士山4回目。まあ、初心者じゃない、二人とも。ということで、寒さに絶好調におなかがいたくなった娘は決心します。OK、右だ!

今までの渋滞は何だったんだろうというくらいスムーズに右側は進みます。ただし、「え、これほんとに登れるの!」という道でしたが。^^; さすがに父はさっさかいってたけど、1、2箇所、どうしても「私、無理」と思えるところだけいったん左の列に入れてもらいそこをやりすごしたら、果敢に右側に挑みました。父はずっと右側です。久しぶりに父を尊敬しました。いやーほんと、久しぶり。

このころになると私の頭の中は「風邪ひくな、これ絶対」というフレーズのみ。雨は強くなっていたし、動いて少し暖かくはなってきたけど、風が冷たしし……なんて感じ。とどめはご来光予定時間の4:40を過ぎたというのに山頂につけなかったし、お日様なんか絶対出てこないというこの雨の降り方。気持ちもなえます。でも、上を行く子供たちの「ヤッホー」という元気な声に、ちょっと励まされました。声からいって10歳くらい? 絶対小学生と思える声なので、全然元気です。おお、お姉さんもがんばるよ! ちらほらと近くの大人が「ヤッホー」と返し、ひたすらみんな黙々と歩いていきました。

そして岩場をぬけるとうそのような快適さ。渋滞解消。スムーズに動きます。本当に岩場が渋滞の原因だったみたいです。9合5尺の鳥居から山頂までは、渋滞につかまると本当に長く厳しい道のりになります。高度もありますしね!

それでも、最後の階段を上がっていけば、

やったぜ! 山頂!!

頂上    

すごい勢いで階段を駆け上がり、山頂の社も売店にも目もくれず、ベンチのわきに座り込む。ううっ、おなか痛い。父は全然へっちゃらなようで何か飲むかと聞いてきます。とりあえずあったかいココアを頼み、400円もする自販機ココアを飲みましたが……う、これ甘すぎ。半分も飲めませんでした。ち、200円分損した。父は400円の水を買い、高いなーなんていってます。元気です。私のおなかが弱いのは父の遺伝だと思っていましたが(父も胃腸が弱い人)どうやら違うみたいです。

フリースを1枚着込んでも全然寒くて、あわてて2枚目を着込む。と、あれ? あったかい。2年前頂上に着いたときも寒さに震えていて、そのときフリースは1枚しかなく「あともう一枚もってくればよかった!」という気持ちが今年生きました。あのユニクロフリースを余分に持っていなければ私の頂上復活はなかった!

フリース2枚で息を吹き返し、元気になってお土産なんかも買い出す。写真とろっかなんて、写真も撮りだす。私、胃腸弱いほうなんだよね? って思いつつ富士山頂上を目指す方はぜひフリースを2枚ご持参ください。1枚では用を成しません。^^;

頂上に着いて30分くらいは寒さにこごえうずくまり、5分で買い物。5:10くらいに到着してたので、そろそろ降りるか? と父がいいます。そうだねーとかいいながら、名残惜しく空を見ます。少しは太陽出てもいいじゃん。

そこで晴れ男の甥っ子の写真を空に掲げてみました。お天気は壊滅的だと思っていたので、姉に甥っ子パワーを頂戴と頼んだら写真がやってきたのです♪ 甥っ子の写真を空に掲げた瞬間! なんということでしょう、急に空が明るくなってきました!!

うわあ、こんなことってあるんだ! 

甥っ子を富士山好きに英才教育をほどこして、10年後に来ようっと♪

過去2回の頂上登頂時は曇ってばかりなのでこの先ずっと登頂しても太陽さんとは会えないような気がするので、甥っ子パワーにすがろうかと思います。

最後に火山口はこっちだよっと父を案内しましたが、まだまだ曇っていたので、真っ白で何も見えません。危ないのでさっさと後にしました。お鉢めぐりコースの道を二人して見、「吉田口から登って、お鉢めぐりして、須走口から降りて……旅館についてから卓球しちゃった♪」と自慢する母の顔を思い出す。

「こんなに疲れてるのにお鉢めぐりなんて無理だね」

なんて父と娘は語ります。

なんとなく母のすごさを感じながら、今度は「登りよりもツライ」と言われている下山に入ることになりました。

9合目~6合目付近

須走口・吉田口・河口湖口は途中まで下山道が同じです。ですので、途中まで、「須走口下山道」という文字が道順になります。

下山道はひたすら砂礫の道をジグザグに下っていきます。山小屋の商品を運搬するブルドーザがたまにやってくる、下山する人とブルドーザのための道です。今年は一度も会いませんでしたが、去年はすれちがったことがあります。

足元は砂礫。急なくだり坂。景色を楽しんで降りないと、単調な道なのでけっこうツライです。もともと無口な親子なので、もくもくと下ります。ペースも父は早いので、私はがんばって着いていく感じ。

それでも途中、またちょっと明るくなってきて、もう一回甥っ子効果だ! と思って写真を空に掲げたら、

なんということでしょう! 太陽が顔を出しました!!

すごいよ、甥っ子! 君は究極だ!  

 下山道で、やっと雲に隠れてない太陽とご対面!

今回は太陽を見れないと思ったのに見れました! 写真を送ってもらってよかった。ありがとうお姉ちゃん!

父もうれしいのか携帯で太陽を写していました。私は、写真を写してる父と太陽を写して、姉用の報告メールに使うつもりです。ただまだおなかがなんとなく痛いのと、朝早い時間なのでメールはせずに写真だけ撮りました。

1時間ほどすると9合目江戸屋に着きます。ここで久しぶりのトイレ。でも、ここ200円もするくせに、金の払えんやつは入るなとばかりに、ディズニーランドの入り口みたいな、がちゃっと一人が入るとまわるタイプの入り口でした。今までのトイレは野菜の無人販売みたいな、人の良心を信じるタイプのやつでしたが……ちょっと気持ちかなしくなりました。無人販売タイプで、かつ、ちゃん登山者はお金を払うのが一番素敵だと思うな。

で、ひたすら歩く。天気はとりあえず曇りだけどちょっとは明るい。ここでトラブル発生。ひざが痛くなりました。はじめてです。4回も下山してますが過去3回、ひざは全然トラブルなかったんですが、今年はじめて痛みを覚えました。原因は靴紐です。山頂でいつも、きつめに靴を結わきなおすんですが、今年はおなかの痛さで忘れてしまって、登りようのちょっとゆるめの結び方で降りてきちゃったんです! あとはスピードかな。3回ともにギブアップした友達とともに降りてきたので、自分のペースよりももっとゆっくりなペースで降りてきたので、ひざにはまったく影響なかったのに、今年は自分よりもハイペースだったしね。でも、靴の紐を 結わきなおしたら、ひざの痛みはひいてきたので、ペース配分というより、紐の問題だったようです。下山はきつく縛る。もう忘れません。

須走口・吉田口の下山道の分岐は、8合目江戸屋さんの近くだったはずなので、まずはそこに意識を集中。間違って降りたら大変です。でも見過ごすこともない大きな看板に、左にそれて吉田口下山道へと無事分岐。

あとは一本道なので安心して下ります。でも、天気が回復したのはいいんだけど、黄色のレインウエアを着ているとと、暑いのもあるんだけど……それよりも怖いのは「アブ」。こいつがぶんぶん近くに来るんです! アブに刺されたことがあるので恐怖が先行し、この先雨が降るかもと思いつつもそっこうレインウエアを脱ぎ捨てる。おかげで散々な目に遭ったけど、アブ怖い。なんかアブ危険エリアがありました。8合目~7合目を下ってるあたりかなー? 天気は比較的そのときはよく、毎年、いつも同じようなところでレインウェアを脱いでいるような気がします。

7合目と6合目の間にある簡易トイレのところも毎年晴れているような気がするなあ。今年の雨降り模様でも、このあたりを下ってるときはかなり明るかったし、レインウエア脱いでも寒くなかったし。いつも晴れてるのかな、ここらへんて。

6合目付近~5合目

でもトイレを過ぎてから、6合目の安全センター合流までの道のりが、意外に長いんです。ぐるっと遠回りするようなイメージで、下って登っていうのがある道のりになります。それまではひたすら下りっぱなしです。植生も戻ってきて、ああ下ってきてるんだなって思うけど、毎年、ここを歩いていると、距離感を感じます。いつものジグザグ下山道が終わって、もうすぐだって思うからこそ、その距離感を感じるのかもしれませんが。

お中道みたいな感じの道が続くんですが、ここはいつも曇っているような気がします。今回のような天気だと雨です。(T_T) ジグザグ下山道が終わって、6合目の安全センターまでは、天気がよくても急に雲がわいて雨が降り出すような予感がします。っていうか、安全センターの付近っていつもガスがある感じ? 曇ってますから。

案の定今回も突然の振り出しに遭いました。あわててレインウェアを着ます。ち、アブさえいなきゃ、あのままレインウェアだったのに。さすがにズボンまではけないので、上をざっくりはおる感じです。おかげで足元びしょびしょ。

それでも見慣れた安全センターの前を通過すればあと遅くとも1時間! 通常なら45分でレストハウスまで戻れます。また雨に濡れて寒くなっていたので、ひたすら歩き続け、途中休憩もなしにマイペースにてくてく行ったので、45分でレストハウス前に到着!

お土産買って、バス亭にならべばもう帰る気満々。レストハウス前の広場でソフトクリームなんて食べちゃうくらいは復活しました。5合目までの道のりも前半は雨だったけど、後半は天気も回復していたし、なにより無事降りてきたという安堵感かもしれません。

一番笑っちゃったのが、私と父が帰りの登山バスに乗り込んだ瞬間、ものすごく天気がよくなったことです。太陽がさんさんと輝いていました。やっぱり私たち親子のせいだったのね、この天気は。

笑っちゃいけないけど、同じ行程で登ったみなさんに何となく申し訳ないような気がしました。でも、もしかしたら同じように、雨男、雨女さんたちがたくさん集まっちゃったのかしら……なんて思いながら。

温泉

河口湖までバスで降り、そこからタクシーでふじやま温泉へ。バスもありますが、どこから乗るのかいつくるのかを調べるほど元気がなく、近いのでタクシーです。スポンサーがいると心もぐっと広くなります。友達とだったらまずバス調べてますから。(笑)

登山客も利用するらしく受け付けで、ロッカーに入りきらない荷物は無料で預かってくれました。ザックとかは入らないので。受付して、鍵をもらいます。ロッカーに荷物を置いて、館内着に着替えて鍵を閉める。お財布もしまう。中は全部もらった鍵の番号ですべて清算するので、手ぶらでOK。温泉+館内着+バスタオル+タオル付きで平日1500円なり。

お風呂も大きくたくさん種類もあります。露天風呂は気持ちよかった~。結局朝も昼もちゃんと食べてないから、温泉でふやけたあと遅い昼食……ブランチ? 父はお酒飲んでいい? とわざわざ聞いてくれます。とりあえず二合頼んだ時点で、追加はだめだといっておきました、お母さん!? 律儀だなー、わざわざ聞かないでいいと思うんだけど、娘に。^^; まあ、一人で歩けないくらい飲んだら見捨てて帰るけどね、私は。ここが母さんほど優しくない娘のなせる業です。

ただ一点失敗したのが帰りのバスの時間。お鉢めぐりできそうなら……と思って17時台のバスを予約。でもお風呂10:30くらいには5合目に戻ってきて、お風呂でゆっくりふやけても15時には身支度完了しちゃう。バス、早いのに変えたいな。

バスターミナルは温泉隣の富士急ハイランドのバス停です。JRバスも往復割引で買うため河口湖~東京で買っちゃってます。取り急ぎ、バス停で富士急ハイランドから乗ること+時間を早められるかを聞いてみる。と、ここは富士急管轄ということでJRバスの変更はできない!? え、そんなあ!!

直接JRに電話してくださいといわれても、電話番号わからない。予約表に問い合わせ先なんて書いてない。焦ってるとお兄さんがJRに電話をかけてくれたんだけど、富士急ハイランドから乗ることはできるようになったけど、時間変更はやっぱりだめ。……タクシーに乗る前に河口湖駅でバスのチケット変更しておくべきだった。深く反省です。

バス停~東京

2時間くらいバス停の停留所でつぶして、やっとこさバスが到着。そうしたら渋滞のアナウンスが……。ががーん。1本前のに振り替えできれば回避できた、できたてほやほやの事故渋滞とのこと。ああ、なんてこったい。

まあ、トイレ付バスなので切羽詰ることもないかと思い直し乗っていたんですが、半端じゃない渋滞で……終電に間に合うんだろうか……と焦られるものでした。本来19時30には東京に着くはずだったのに、実際ついたのは23時すぎ。ざっと4時間は渋滞につかまった計算です。あまりのすごさに母に連絡。終電に間に合うといいわねーなんて会話をしつつ、席に戻る。

車窓は赤ランプのみ。渋滞だからね。みんなブレーキ踏んでるし。赤ランプは一向に進まず、これは歩いたほうが早いのでは? と思えるカメさんスピードで自動車は動いて(止まって)おりました。^^; でも事故渋滞なので事故箇所を過ぎれば、高速料金を払った甲斐があるスピードに復活。何とか終電が動く時間でした。波乱に満ちた今回の登山の締めくくりにふさわしい突発的な出来事でした。

後日談

富士山に登ったことがる人はご存知だと思いますが、帰ってきた翌日、ものすごい筋肉痛が襲います。去年は8合目でリタイアしたのでさほどひどい筋肉痛にはならなかったんですが、今回は頂上まで行ったので、久しぶりのダメージでした。ロボットになった、ぎこちない動き。座る動作が一番ツライです。

土曜日は一日ロボットでした。でも友達と用事があったのでゆっくりもせずに、ロボットのまま出かけました。家についても山グッツの手入れをして、自分でいうのも何ですがよく動く一日でした。動いたほうが筋肉痛も楽なはずだし。

でもその反動で日曜日はロボットは寝てばかり。メンテナンス中という張り紙とともにお昼ね三昧の一日。そして月曜、元気に出勤。でも筋肉痛はばっちり残ってる。あれ? ……もしかして歳?

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