早川&蛇骨川渓谷+千条の滝ハイキング2010早川&蛇骨川渓谷+千条の滝ハイキング2010

●予算

  • 電車代:4040(往復:小田急線 新宿~箱根湯本 片道:2020円也)
  • 登山鉄道代:390(箱根湯本~宮ノ下 @260、小涌谷~強羅 @130)
  • 登山バス代:160(蓬莱園~小涌谷)

●コース

  • 宮ノ下~八千代橋:早川渓谷遊歩道
  • 八千代橋~蛇骨橋:蛇骨川渓谷(太閤石風呂通り)
  • 小涌谷駅~千条の滝:千条の滝浅間山コース
  • 千条の滝~蓬莱園:徒歩
  • 蓬莱園~強羅公園:バス&電車で強羅まで そっから歩き

※時間はガイドブック時間のため、休憩とかはなしの単純に歩く時間 2010/11/20(土) 天気:晴れ

新宿 7:30

箱根といえば小田急ロマンスカー♪ ということで、ロマンスカーの予約を取ろうと思ったら、取りたかった9時前後新宿発は全滅で、泣く泣く7:30出発の電車を予約(5:30起き決定の瞬間(T_T))。……っていうか、数日前にチケットを取ったから仕方ないんだけど……^^; 

行楽シーズンですから、いい時間の予約は取れませんね。しかもJTBで予約を取ったんですが、手数料315円取られました。昔は取られなかったけど、最近手数料を取るようになったそうです。ちぇ。

7:30新宿発、箱根湯本着は8:56でした。1時間半弱かかるんですね、箱根までって。でもその程度でいろんな温泉が楽しめる観光地にいけるっていうのもすごいなー。まあ、今回は温泉がメインじゃなくハイキングがメインですが、それでもちょっと気分は旅行気分。日帰りじゃなくて泊まって行きたい、見所満載の場所ですよね!

当初は昼ごはんを買って行こうかなんて話していたので、小田急さんのwebサイトを見て、ロマンスカーをかたどったお弁当なんかをひそかに狙っていました。乗り物好きな甥っ子のために、食べ終わったあと電車型のお弁当箱になる、ちょっとお高めのお弁当を買ってもいいかなーっとも思ったんだけど、ハイキングが目的だと、さすがにどうしようかなっとも思い……。結局お昼は現地調達でいいよねって話になったので、車内ではかわず、車窓に映る、街から山へ移り行く風景なんかを眺めていました。しばし電車の旅路です。

宮の下:9:37

無事箱根湯本に着き、そそくさとそこに止まっていた登山鉄道に乗車。出発は9:11、宮ノ下着は9:37って感じの乗換え時間だったので考えてみるとそこで箱根の地図だの時刻表だのを調達すればよかったなーとは、あとからの感想です。ホームに青い色した、電車の時刻表とか置いてあったんですよね。一応調べてはおいたけど、紙ベースの時刻表があると何かと心強いですから。でもそのときは気持ちがはやっていて、全然そんなことに目もくれず、にこにこしながら登山電車に乗ってました。

出発時間が近づくにつれてどんどん混んで行き、電車の真ん中のほうに押しやられたんだけど、ま何とかなるかなっと軽く思っていました。まさかみんな強羅まで行くつもりまんまんだとは気づいていなかったから。宮ノ下で降りようと思ったら全然みんな降りなくて、かなり焦って宮ノ下で降りたのは、もうちょいあとの話。今はにこにこしながら出発時間を待ってたし、走りだしたら出したら今度はまわりの景色ばかりに木を取られていました。スイッチバックして進んでいく登山電車。おお、進行方向が逆になる!

とか、おのぼりさんみたいな感想を持ちながら、さっきとおった橋を写真にパチリ。山の中っていいなーとか思ってみてました。

どうもみなさん箱根湯本から一気に強羅まで行き、そこからロープウェイやケーブルカーを乗り継いで芦ノ湖まで行くコースを目指すかたばかりみたいで宮ノ下で降りたのは私たちを含め数人。それでも降りれてよかったねーとかいいながら観光気分で宮ノ下でバチバチ写真を撮ったあと駅を出てすぐ前にある観光案内の看板など見ながら、まずは道を確認。駅を降りて左手に下り坂があってまずはそっちの方向だと進みはじめると足湯があるじゃないですか!

宮ノ下の足湯スポット 

無料って書いてあるので入っていたんだけど、ぬるいなー、お湯が少ないなーと思ったらお店の人に10時からですよっと言われてしまいました。

あ、まだ開店前なんじゃん!  気づけ、あたし

ま、とにかくわかるだろうと坂を下り、また左へ。紅葉コースを紹介する本を頼りに「早川渓谷」への道を探しながら道を歩いていたら、古い洋館らしきものを発見! 

おお、これが有名な富士屋ホテルか! 

ちょっと見てみたかったんだけど、宿泊するわけじゃないから素通りしようと思ったら、彼氏が見るだけでもいいんじゃねーと言ったので、いいのかなーと思って敷地内に入ってみることに。宮崎アニメのような(千と千尋の神隠しね)建物を間近で見ていたら、明らかに同じような観光だけの仲間がたくさんいて安心しました。ひとまず観光を終え、再度地図を確認したら、

あれ? 行き過ぎ?(T_T)

どう考えても早川渓谷の入り口を通り過ぎてる? 

おかしいなーと思いつつ元きた道をとって返すと、今度はいい感じの古そうなお寺に続く階段がありまして、吸い込まれるようにそこに行ってみました。朝が早かったもので寄り道し放題です。

「熊野神社」と書いてあって温泉の神様って書いてありました。境内に大きなイチョウの木があって、紅葉はかなり散っていたけど、下に黄色のイチョウが積もっていて、もう一週間早かったらすごくきれいそうでした。

途中ハイキングコースはこっちだよっていう看板があって、ああ、これに誘われてしまったんだな」っと、知らずにハイキングコース入り口にたどりついた自分たちのすごさを感じてしまいました。

わたしたちはかなり浮いてたハイキングな格好をしていたので。^^;  

行きがけにみた「堂ヶ島渓谷入り口」の看板の前を通りました。早川渓谷じゃないので最初はスルーしたんですが、地図的にみてもどうやらここらしい。後から知ったんですが、早川渓谷って堂ヶ島渓谷ともいうんですね。(そのあとのテレビの旅行番組で「チェンバレンの散歩道」と呼ばれていることも知りました。

別名、多すぎです(;_;)

「堂ヶ島渓谷入り口」の看板   「堂ヶ島渓谷入り口」を少し進んだあたり

とりあえずあっているかわからないまま、道を下っていきます。ふかふかの枯れはの道。っていうか、ここ、絶対人通ってないだろ^^; って思える道です。不安がどんどん募ります。

しかもなぜかトイレの臭いのする道で、「おかしい紅葉本に書いてある渓谷なのに、本当にここでいいのか!」という感じの道でした。結局道はあってたんですが、下に行けば行くほどというか、先に進めば進むほど、人が歩いた形跡が見られない道だったので相当面白かったです。

旅館の近くになったらやっとすれ違う地元の方らしき人に何人か出会いました。いかにも地元でお散歩してるって感じです。観光してるっぽい人に出会わなかったんですよねー。

それでも、おお、自家用のロープウェイのある旅館だ(あとでテレビの旅番組で、江戸時代から続くすごい旅館だと知りました)とか、ロープウェイを指し示す看板がトリックみたいな看板でおもしろくて、このあたりはバチバチ写真を撮って進みました。

旅館地帯を通りすぎると橋が見えてきます。これが「夢窓橋(むそうばし)」で、ここの橋から早川渓谷ははじまるのです!

夢窓橋:10:43

この橋は堂ヶ島温泉・対星館花かじかのそばのある橋で早川に架かる橋です。この橋を渡るといい感じの木の階段があります。

堂ヶ島温泉・対星館花かじかのそばのある橋で早川に架かる橋   その先にある木の橋

その階段を渡ってすぐのところから対岸を見ると

お風呂丸見え^^;

いいんでしょうか、あの温泉、あんなに丸見えで。

場所的にはどの旅館になるんだろうか。なんて気持ちに余裕があったのは最初のころで、歩けば歩くほど「ここ、人歩いてないな」と思えるくらい獣道。くもの巣が張ってなかったのが不思議なくらいです。
しかも道が怖い! 獣道は細い小道で、坂になってるうえに谷になってるんですよ。落ちたら早川に落ちるってば! 

しかもこのあたりの道、温泉のパイプがやたらと埋まってるんですよね。この道ってば、温泉のパイプのために通した道で、メンテナンスのためだけに使う道なんとちゃう? 

とか思ってしまうほど、人もいず、獣道で、やたらと森の中でした。それでも「木賀」って書いてある道を進みます。(木賀ってどこだろうね? とかいいながら進みます)

途中で道がくいっと曲がって、変電所みたいなところの前をとおって行きます。変電所みたいなところをすぎてすぐ地図があって、この先に「吊り橋」があるのがわかり、さっそくそこに向かうことにしました。

道路を渡ってまた森の中に入り、このあたりでやっと観光客らしき人に出会いました。ちょっと道をそれると早川のすぐそばまで行けそうだったので、脱線。やっぱり石を乗り越えれば、川っぺりにいけた! 脱線してみるもんだなー。^^v
なんてやりつつ、また散策路に戻り、てくてく歩いていくと、出ました吊り橋!

堂ヶ島渓谷にある吊り橋   吊り橋にかかっていた案内板

重量制限大人3名! 180Kgなり。けっこうぐらぐらしてるんだけど、かなりいい感じの橋です。

さすがにこの橋は有名らしく、このころになると観光客らしき人にちらほら会うようになりました。橋をすぎ、私有地を通りすぎると、階段があって、国道138号線(だと思われる)に出ました。ここの入り口が、有名みたいで、私たちが出てきたと同時に、別の観光客の方が入っていきました。

堂ヶ島渓谷散歩道

どうやら私たちは逆から来ちゃったようです。入ってすぐ橋を見る、こちらからがメジャーだったようです。

数日後テレビでここの渓谷をやってたんですが、旅人はこっちの入り口から夢窓橋に行き、大和館という自家用ロープウェイのある宿で立ち寄り湯してました。

なるほど、そのコースなら、あのトイレくさい、足元がすべる道は通らないでいいはずだ。

八千代橋:11:26 →蛇骨橋 11:49

太閤石風呂通り

早川渓谷から国道に復帰するとすぐそこに橋があります。それが八千代橋で、蛇骨川にかかる橋です。橋を渡って右側に行くと「太閤石風呂通り」という道があります。蛇骨川のすぐ横の散策路なんですが、ここもオレンジの紅葉がきれいに見える素敵な道です。このあたりが蛇骨川渓谷なのかな? 

上流に向かって歩くと「太閤の滝」が見えてきて、その先に「太閤石風呂」がありますが、私たちには謂れがわからなかったので「太閤っていうくらいだから、秀吉だよね。何か関係あるのかなー」と、のほほんと、滝をみたりして、歩いていきました。

たんたんと歩き、ひたすら上流を目指していくと、階段があって上に上がると、おや、道路だ。どうやら国道1号に出たようです。しばらく路側帯がやけに狭い国道沿いをびくびくしながら歩き、蛇骨橋で左折。一応散策路になってましたが、反対側にはくもの巣が……。

私たち、マイナーな道ばっかり行ってる?

一抹の不安を感じながらもけなげに歩くと、散策路はわりと短い区間だけで終わりました。小涌谷の駅に出ちゃったんですよね。

千条の滝 12:13

小涌谷の駅を通過し、次の目的地「千条の滝」へと向かいます。

当初小道を左折して抜け道を抜けていこうと思ったら工事中で入れず、ちょっと遠回りして進みます。道がわからなくてちょっとドキドキしたけど、途中から千条の滝への道案内が出てきて安心して進めました。

途中きれいなススキが一面広がっているところがあって、なんか山っぽいなー。仙石原にはいけなかったけど、プチススキが見れて気分よく進めました。

蛇骨川の上流を鷹巣山方面にさかのぼると滝はすぐそこ。さすがにここからハイキングコースが発しているだけあって、すごく感じのいい場所で浅間山コースのハイキングもしたかったなぁ~。

今回はこのあとカエデや紅葉がきれいな「蓬莱園(ほうらいえん)」に向かいました。

それでも、千条の滝の一面黄色の紅葉は、私のお気に入りの場所になりました。

千条の滝

ちなみに、千条の滝から蓬莱園まではわりと近くて、12:34には蓬莱園に到着。うってかわって真っ赤な紅葉が出迎えてくれました。 

さて実は今回のハイキングのゴールはこの蓬莱園。^^; やっぱりお昼についちゃった。しかもおなかがすいて「はらへった♪ 腹減った♪」とはらへった音頭を千条の滝から蓬莱園に向かうあたりから騒ぎ出した私。

でも彼氏は冷静に「またそのへんで美味しくないもの食べたい?」と前回の昇仙峡の出来事を持ち出すので、はらへった音頭は自然消滅。

ガムをかんで空腹を紛らわしたので、正直、蓬莱園はさくっと見て終わってしまいました。おなかの事情です。

時間があまったら「強羅公園」に行こうと話していたので、蓬莱園から強羅行きのバスをみたけど、いい時間はなし。仕方ないので、小涌谷に戻って登山鉄道で行くことにしました。なので、バス停でしばらく待ちです。不思議なことに反対側の元箱根行きのバスはどんどん来るのに、宮ノ下方面のバスは全然こないんですよ。

私は、はらへった音頭がふたたび頭を巡るし、彼氏はあきちゃってるし、この待ち時間が一番辛かった。

強羅公園 14:05?

やっとこさバスが来て、小涌谷駅までバスで戻り登山電車で強羅まで。強羅でふかしたてのおまんじゅうを買ってもらって、とりあえず「はらへった音頭」はひとまず消滅。そのうち、スリランカのカレーとかいうのぼりが見えてて、吸い込まれるようにその店へ。ちょっと混んでたけど、混んでるってことはきっとおいしいんだろうってことで、お昼はここに決めました。美味しかったです。昇仙峡の二の舞にならなくてよかったです。

マーミーキッチン   スリランカのカレー

おなかもいっぱいになり、強羅駅から強羅公園までさくっと歩きました。13:52に食べ終わって、たぶん14:05くらいには着いたと思うので、そんなに距離はありません。ここでは、紅葉も見れましたし、さくらもちょっぴり咲いてました。

箱根湯本出 18:14

強羅公園を見終わったら、登山電車で箱根湯本まで戻り、ハイキングあとの立ち寄り湯に寄りました。

箱根湯本の駅前の道沿いのある「湯蔵」というところにしました。単に会社の福利厚生が使えるからちょっぴり安くなるからという理由です。でも、安さの理由はここにあり。靴箱有料、着替えのコインロッカー有料。(T_T) 久しぶりです、有料。

しかもコインロッカーを使うために泣く泣く300円を入れようと思ったら「あら、ない?」ということで、100円玉がなくって……鍵が閉まりません!! こわごわ鍵をかけずに入っちゃいました。

おかげでちょっとゆっくりできませんでしたが、それでも温泉は温泉。疲れも取れるというものです。箱根のお湯ってぬるいんですかね? けっこうぬる湯でした。

お風呂のあとは、箱根湯本まで戻るがてら、はんぺん屋さんで立ち食い。

その場であげてくれるのでちょっと待ちますが、そーとー美味しかったです。その後、せんべい屋さんで明日のおやつを買い、とどめは饅頭屋さん。強羅で2回も温泉饅頭を食べたくせに、ここでもうさぎマークのちょっぴりお高めなお饅頭を立ち食い。

あったかくて、そーとー美味しかったです。人だかりができているはずです。^^v もちろんお土産にお買い上げ♪ 明日も食べるのさ。親にも持ってってあげるのさ。

後日談

数日後、「いい旅夢気分」で箱根が出てたので見てたんですが、あの獣道……もとい、早川渓谷が出てくるとは驚き! しかもきれいに撮るもんだ。これで少しはメジャーになって、あのトイレ臭や獣道は少しはかわるかしら。なお、筋肉痛はありません。そんなに歩いてないからね!

[`evernote` not found]


0件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です