高尾山に登る人がもっともよく利用するコースで、表参道とも呼ばれるコースになります。下から登ってもよし、ケーブルカーやリフトを使うことも可能です。薬王院までは舗装された道路が続きますので、年配の方でもケーブルカーなどを使って、楽に登ることができます。
茶屋もたくさんありますし、観光がてらハイキングを楽しみたいなら、一番オススメがこの1号路です。薬王院までは舗装されていますし、それ以降は山道が続きますが、30分も歩けば、高尾の山頂に着けちゃいます。高尾山ビギナーは、是非まずは1号路からはじめてみてください^^v
- 高尾山ハイキング2012:1号路 下りで利用
- 高尾山ハイキング2010:1号路 登りで利用(下からずっと歩いた)
- 高尾山ハイキング2009:1号路 登り&下りで利用(行きは歩いて、帰りはリフト利用)
ルート概要
下から浄心門までは、ずっと歩いてもよし、ケーブルカーもしくはリフトを使ってもよし。三種類の道があります。歩いた場合のみ「金毘羅台」という眺望がきれいなスポットに立ち寄れます。
浄心門から先は、男坂・女坂に分かれた道が一緒になったところが薬王院になります。ここまでは舗装された道です。薬王院を過ぎると山道になり、登ったり下ったりを経て、高尾山山頂に到着します。
スニーカーがいいと思うけど、歩きやすい靴なら問題なく歩けます。
1号路(表参道)コース情報
所要時間は、休憩なし(男性)のペースでの目安時間です。 実際は、これに、各人のペースによりますが、トータルは登り100分、下り90分ほどです。
合目 | 距離 | 所要時間 | 道 | |
登り | 下り | |||
表参道入口 | 3.8km | – | 0:45 | 整備道 |
ケーブルカー高尾山駅 | 0:50 | 0:05 | 整備道 | |
浄心門 | 0:05 | 0:20 | 整備道 | |
薬王院 | 0:20 | 0:20 | 山道 | |
高尾山山頂 | 0:25 | – | 山道 |
表の見方:表参道入口~ケーブルカー高尾山駅まで、所要時間は登りで50分、下りで45分あります。
表参道入口~浄心門
表参道の入口は、ケーブルカーの清滝駅の右側に入口があります。石で舗装された道を進みます。意外にリフトの山上駅に着くまでの道は勾配があり、なめてかかると泣きをみる辛さです^^;
表参道入口すぐは、春は桜、秋は紅葉がみれる場所でもあります。5月にいったら白い花が咲いていたし、7月だとアジサイやヤマユリなんかがきれいでした。1号路が一番、花をみられる道のような気がします。
5月 シャガ(2012年)
11月 紅葉 (2009年)
一番勾配がキツイのは、金毘羅台に着く手前らへんなので、下から歩いた場合は、是非、風景を見に「金毘羅台」に寄ってくださいね。なお、道としては、金毘羅台経由と、そのまま山頂を目指す「ビジターセンター」経由があり、たまに分岐の道しるべが出てきます。
1号路で下って帰ると、だいたいビジターセンターのほうの道から降りてくる感じです。標識があったら、とりあえず「金毘羅台」という表示に従うと、いいと思います。
そんな金比羅台手前あたりに、こんな感じです。こんな階段がある道を選ぶと、金毘羅台へはあと5分ほど! この階段を目印にしてくださいね。
ああ、もうすぐ展望台があるんだろうな、そんな気分に浸れます。 そして、金毘羅台に到着です。金毘羅台からの風景はこんな感じです。ああ、高いところに登ってきたんだなーと思えますよね。紅葉の季節は、是非、ケーブルカーやリフトにならずに1号路を歩いて登ることをオススメします!
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2010/7/17 | 2009/11/28 |
金毘羅台のすぐ横には小さな祠があります。いつもここで手をあわせて、整備された歩道を歩いていきます。ゆるやかなカーブを過ぎ、石畳の道を登っていくと、最初にリフトの山上駅、次にケーブルカーの高尾山駅に合流します。
とことこ歩いて行くと、今度はかすみ台展望台というのが、十一丁目茶屋の脇に広がります。もちろん風景もきれいなんですが、金毘羅台に似た風景の印象です。ただここだと風景を眺めながらお茶ができるというのがオツですよね^^v

ちなみに十一丁目茶屋の十一丁目は、薬王院から十一丁目(一丁は約100mなので、約1キロちょっと)の距離にあるというのが、店名の由来なんだそうです。
ここを過ぎると「さる園・野草園」とかあるらしく、チケット売り場を横目で見つつ表参道をずんずん進むと、今度は「たこ杉」が現れます。
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左がたこ杉。道が邪魔になると根っこを切られそうになった杉が、一晩で、根っこをぐにゃって曲げてしまった云われているかわいい杉です。右のたこは、「ひっぱり蛸」と呼ばれる開運の代物で、たこ杉の横にちょこんと置かれています。なでまわすと開運につながるそうです。
もちろん、表参道を歩いたときは、毎回、なでくりまわしてます。突然の雷雨でびしょぬれになったときでさえ、なでまわして帰りました^^v
浄心門~薬王院
そのたこ杉を過ぎると、門が見えてきます。こちらが浄心門といわれる門です。
ちなみに浄心門の横に見える道は、4号路につながる道だと思います(4号路は歩いたことがないけど、地図からいくと、このあたりに入口があるはず^^;)
浄心門のまわりは、さる園をぐるっと回る2号路、薬王院と6号路の間にある3号路、吊り橋のある4号路の登山口が入り組んだエリアにあります。看板に注意してみてみると、たくさん道が広がっていると思いますよ^^v
さて、表参道の場合は、浄心門をくぐると、やがて道が二手に分かれます。左が男坂、右が女坂です。
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男坂は急な階段を上り、女坂はなだらかな坂になっています。女坂のほうが登りは楽ですが、男坂は煩悩の数(108段)の石段を登り切ってしまえばいいだけなので、そのときの気分で決めても後悔はしないと思います。好きな道を選んでください。ちなみにこの二つの坂の真ん中に仏舎利塔いうのがあるそうです。
坂を登りきると「権現茶屋」というお店の前で合流します。よくテレビで出てくる「天狗ラーメン」はこちらのお店です。
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権現茶屋を過ぎれば、薬王院はもうすぐです。薬王院の山門を登れば、まずお出迎えしてくれるのが、高尾山の象徴であるカラス天狗さん!
山門くぐったところに、さきほどと同じく権現茶屋という名のアイスクリーム屋台があると思います。出店でしょうか? わかりません^^;が、アイスクリームはおいしかったです。
カラス天狗さんの横にお守りとかが売ってるところがあって、階段が続きます。実はここには本殿はなく、本殿は、この階段を上り仁王門をくぐってから出てきます! 本堂の左側の階段が表参道で登るときに、観光客が山頂目指して登っている階段。本堂の右側にも階段があり、こちらは山頂から表参道を下ってるときに観光客が使ってる道っぽい気がしますが、一方通行なのかどうかまでは知りません^^; だいたい、そんな感じに人が流れていました。
どちらにせよ階段を上がり、奥の院を経由して、薬王院裏手の山道に出ます。
なお、薬王院では精進料理とかも食べられるみたいです。詳しくは、薬王院のホームページでご確認ください!
薬王院奥の院~高尾山山頂
さて、お不動様を祀っている奥の院を過ぎると、石畳みの舗装が終わり急に山道になります。登ったり下ったりがありますが、そこそこ勾配はありますが、金毘羅台付近の勾配に比べれば全然楽勝です。高尾山山頂までは、このような山道が続きますが、スニーカーなどでも十分に対応可能です。
ケーブルカーなどを使って表参道を往復するだけなら、スニーカーじゃなくても、歩きやすい靴なら何でも大丈夫じゃないでしょうか。山道はここだけです。
途中、5号路(5号路経由で、6号路、3号路へも)、4号路の分岐がある場所あたりに建物があります。こちらはトイレポイントです。そのトイレポイントを過ぎると、あっという間に高尾山山頂に着きます。
山頂手前に、おそば屋さんなどもありますし、山頂には、おそばやさんをはじめ自販機、休憩どころ、ビジターセンターなど、各種そろっております。
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だだっぴろい広場になっていて、奥に進むと、眺望のきれいなところや、陣馬山に向かう登山コースへの入口など、他の道に通じていますので、是非、山頂はくまなく歩いて、気に入った風景をみつけてくださいね!
ちなみに私が一番のお気に入りの場所は、山頂の一番どんづまりにある展望スポットでの眺望です。

なお、高尾山山頂の真ん中へんに、ビジターセンターがあります。下の写真の建物です。ちなみに、2012年5月現在、4号路は災害復旧で一部通行止めなんですが、そういう通行止め情報とか、GW中は6号路は登り専用になっているよとか、そういう情報を出しているのも、こちらの高尾山ビジネスセンターになりますので、登山の際は、まずホームページで登山状況を確認することをお勧めします!
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【初心者向け】高尾山を10倍楽しみたい人のためのまとめ。初心者も安心!紅葉・土産・温泉 - 要チェックや!! · 2018/04/05 08:27
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