「森と水」がテーマのコースで、びわ滝コースとも呼ばれるコースになります。GWなど、混雑するときは、びわ滝~山頂までは登り専用になる場合があります。川と道が一体化するところなどもある、水に親しめるコースです。
渓流散歩には、このコースがもってこいだと思います。そんなに勾配もきつくありませんし、なかなかオススメのコースです。v
- 高尾山ハイキング2012:6号路 登りで利用
- 高尾山ハイキング2010:6号路 下りのとき、道に迷って迷い込んだ
ルート概要
渓流沿いの気持ちのいいコースです。新緑の頃歩くと、緑が青々としていて気持ちよいです。足元は、ちょろちょろ水が流れているところあるし、もろ川の中を飛び石を使って登っていくこともありますので、変化に飛んだ道を楽しめます。
途中「びわ滝」という水修行のための滝を見ることができます。この滝は、実際に修行の際に利用されているとのことで、運が良ければ、修行中の水行者の姿が見れることがあるそうです。
森の中を抜け、川の中を歩き、最後は山頂まで一気に登るといった感じのコースになります。
ここはできれば登山靴がオススメ。スニーカーでも、大丈夫ですけどね。川と一体化している飛び石のところとか、ソールがしっかりした靴だったら問題ないと思うけど、濡れやすい靴だと、ちょっと後が嫌かなって気がするので^^;
6号路(びわ滝)コース情報
所要時間は、休憩なし(男性)のペースでの目安時間です。 実際は、これに、各人のペースによりますが、トータルは登り90分、下り70分ほどです。
合目 | 距離 | 所要時間 | 道 | |
登り | 下り | |||
高尾山口駅 | 3.3km | – | 0:05 | 整備道 |
ケーブルカー高尾山駅 | 0:05 | 0:20 | 整備道 | |
びわ滝 | 0:25 | 0:45 | 山道 | |
大山橋 | 1:00 | 沢道・山道 | ||
高尾山山頂 | – | 山道 |
表の見方:ケーブルカー高尾山駅~びわ滝まで、所要時間は登りで25分、下りで20分あります。
ケーブルカー高尾山駅~びわ滝
人でごったがえすケーブルカー乗り場を左に進みます。すると、すぐ横に川が流れている道路になります。
そしてほどなくすると見えてくるのが「稲荷山コース」の登山道です。そこをすっ飛ばし、そのまま道路を川っぺりに進むと、やがて左側に6号路の標識がみえてきます。ここが6号路の登山道入口になります。
道はジャリ道ですが、きちんとハイキングコースといった感じです。お日様もさしていて明るいし、歩きやすい道でした。
6号路の入口~びわ滝までは勾配もさほど急ではありません。(勾配は、川の道が終わり、木の階段あたりが一番キツくなりますが、全体的に勾配はゆるやかだと思います)。
ほどなくして道が二手に分かれ、「びわ滝はこちら」みたいな分岐に差し掛かります。びわ滝が6号路のメイン観光みたいなものなので、もちろん脇道に入り、いざ、びわ滝にご対面です!
脇道からすぐのところにびわ滝ビューポイントがあります。下の左の写真が歩いている途中の、ちょっと遠くからの写真。右は、間近でみたびわ滝です。
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ちなみに、分岐の写真にもありますが、登山道を右に逸れてびわ滝を見に行き、またもとの分岐に戻って左の本筋の道を通ると高尾山の山頂に続くんですが、なぜかびわ滝の祠のすぐ横にも高尾山山頂への道しるべがありました。どうやら、びわ滝のところから、脇道があるみたいです。たぶん2号路に続くショートカットの道だと思いますが、いまだに謎です。^^;
6号路は別名「びわ滝コース」と呼ばれる道で、真冬でもこの滝で水行者の姿が見えるらしいのですが、今回は水行の方はいらっしゃいませんでした。
びわ滝~大山橋
さて、元の道に復帰しても、場所的にはびわ滝を上から見える位置関係なんですが(斜め右下にびわ滝のはず)、ちょうど見える場所にフェンスがあり、外が見えないようになっているので、上から風景は見えません。やっとフェンスが取れ、びわ滝がまだ川だった状態なら、見ることができます。
そのあと、ずんずん進んでいくと、大きなモミの木があるなっと思うエリアに差し掛かります。木の表面は苔むしていて、渓流沿いの道を歩いているらしい風情を感じます。シダの葉がこれみよがしに生えてますしね^^v
そんな風景を横目で見つつ、渓流沿いの山道を進んでいくと、大山橋という橋が見えてきます。この橋の付近は、足元がとくにぬかるんでいる印象です。もともと沢沿いの道で、登山道に水が流れ川っぽくなる道なのかわかりませんが、ちょっと上を見ると川っぽく水が流れ、その水の流れが足元の登山道に続くといった風情の道が多くなったのがこのあたりです。
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左の写真が、足元が川っぽくなった道に差し掛かった時、その水の流れを見たときに取った写真。斜面に川が流れていて、その水の流れが、足元まで続いていました。右の写真は大山橋です。
とにかく、この橋にたどりつく前、そして橋を過ぎた後の道は、
川か?
と思うような、道が多かったです^^; それと、木の根っこがはびこる道。この二つが特に印象深いかも。
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大山橋~沢道
ぬかるんだ道と木の根っこがぬきだしの道を進んでいくと、6号路のメインイベントの一つ、沢と道が一体化しちゃう登山道がお目見えです。
写真で見てもわかるように、わざわざ「6号路は直進です」という立て看板があります(この分岐で川のほうにいかずにまっすぐ直進すると、稲荷山コースに出るショートカット道になるようです)。
川に行くはずない、道を行くんだって思いがちですが、ここは間違いやすいので、看板に従って、勇気を出して川の中にはいちゃってください。誰がどうみても、
川だ^^; 道じゃない、絶対
という道ですが、その川を進めと書いてある看板を信じて進むと、ちょうどいい具合に飛び石があるので、この飛び石をひょいひょい飛び越えて進みます。石の上を歩かないと、靴がびしょびしょになっちゃいます^^;
でも、意外に楽しいこのエリアも、ちょっと進むと終わっちゃいます。最後はぬかるんだ土の上の石があるだけになり、それが終われば、砂利道を歩く感じです。
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登山道~高尾山山頂
さて、最後の飛び石をたどって、川から出ると、今度は道ががらりとかわります。砂利道を歩いたと思ったら、曲がり角を曲がれば、今まではとは一転して、木の階段が現れるんです。
そして、この木の階段が、6号路でもっともつらかったポイントでした。だって、勾配が急なんです^^;
それまで6号路ってけっこう登っていてもさほどつらくなかったんですが、川から上がって、ちょっといくと、この木の階段エリアに到着するんですが、このエリアの勾配が急なんですよ! あまり甘くみず、ゆっくりご自分のペースで登ってみてくださいね。
そしてこの木の階段が終わるとちょっと広場のようになっています。ここは、3号路と5号路との分岐になります。
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まっすぐ石畳みの道を行くと、高尾山山頂方面です。
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左の写真が、山頂方面の道を歩いたとき、振り返ってさきほどの分岐のある広場をみたところ。右の写真が山頂までの石畳みの道です。なぜここまで写真でご紹介するかというと、以前、山頂から3号路に下ろうと思ったとき、この分岐を間違えてしまい、間違って6号路にいってしまったからです。
ここの分岐を過ぎてしまえば、あとは山頂を目指すのみ。舗装された道を上がっていくと、やがて建物が見えてきます。ここはおトイレの建物でもありますが、1号路、4号路、5号路(3号路・6号路は5号路経由)の分岐になります。
左の山頂方面にいくと、山頂はすぐ目の前です。
とろろそばとか、のぼりや山頂の休憩所の小屋の屋根なんかが見えてくるので、山頂がすぐそこにあるのがわかります。坂を登り切れば、山頂です!
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