大洗での釣り 2013

●予算

  • 旦那家族イベントのため、旦那もち

●コース

  • 前日、船中泊
  • 当日、6時間半の釣り

2013/4/28(日)~4/29(月) 天気:晴れ 妊娠6週0日~2日(妊娠2ヶ月)

喧嘩したけど

妊娠6週0日~2日の間、4/27から4/29まで船で釣り&船中泊と聞かされたときは、目の前真っ暗です。流産しやすいこの時期に、船! 釣り!!

妊娠がわかる前に予定されていたものですが、さすがにおなかへの影響が怖くて、旦那には1日だけつきあうからあとは勘弁と伝えたつもりだったんですが、ちゃんと伝わっていなく、前日、大ゲンカです。^^;

結局、行くことになったんですが、4/27から3日間はなくなり、4/28の昼から出発(海には夜着く)、4/29だけ釣りだと聞いて、少し安心。それなら我慢できるかもしれない。

病院で船に乗らなくちゃいけないんですと言ったら、「おなかに力が入らないようにね」と心配そうに言われていたので、もう半泣き状態でしたが、嫁の立場に拒否権はなく、覚悟を決めていってきました。

ちなみにまだ5週2日で、妊娠確認の受診しかしていない状態。胎嚢は確認したけど、来週の受診で胎芽が確認(うまくすると心拍も)という状態だったので、不安はやっぱりぬぐえません。

前日、お昼に出発

わりとのんびり午前中を過ごし、お昼にやっとこさ車を出しましたが、直接海には行かず、成田山に寄りました。義母が成田山近くに住んでいたためか、旦那にとってはとても近しい存在のようで、我が家はけっこう成田山に行きます。今回も、まっすぐ海には行かず、まずはお参りになりました。

季節の花である藤がきれいに咲いています。成田山入口左手にある弁天堂の近くに白い藤があるんですが、こちらもきれいに咲いていました。車で成田山に向かうと、自生している藤もみれるんですよ。藤棚じゃなく、ふつうに山に藤が咲いているんです! 成田山に向かう途中でそんな野生の藤を堪能した後だったので、白藤がまた格別に見えました。

成田山 弁天堂の白藤   成田山 正面入り口

成田山にてお参りし、安産お守りなどを買ってもらい、おみくじをひいてみたら大吉。義伯母が易者さんをやっているので、その足で妊娠報告とおみくじを見てもらいに寄りました。相変わらず混んでいたので1時間ほど待ってましたが、おかげで出産予定月が、良い月回りの「月」だと知り、これから船に乗らなくちゃいけない不安が少し安らぎました。おばさん、ありがとうございます。

待ち合わせはお風呂屋さん

成田山をあとに、海に向かいます。大洗の海なんですが、のんびりドライブです。待ち合わせは、「潮騒の湯」という日帰り温泉施設です。

妊娠初期に温泉^^;

妊娠初期・後期には、禁忌な温泉。でも、調べてみると温泉の成分が妊娠に良くないということではなく、のぼせ易い時期、すべりやすい床で危ないとか、そんな感じで、温泉自体がダブーということではなかったので、さくっと温まる程度でやめておきました。

夜19時過ぎに温泉施設に着き、さくっとカレーうどんを食べて、いざ温泉に入りましたが、これが妊娠してなかったら、いい待ち合わせですね。お風呂も入れるし、ごはんも食べれるし。妊娠中は、「温泉」と聞いただけで、ドキッとしてしまいましたが。

妊娠中の温泉ですので、ちゃんとかけ湯をして、体も洗って、あまりのぼせない程度に、いつもより早めに上がって、のんびりするようにしました。コーヒーなどのカフェインがいけない時期ですが、どうしてもお風呂あがりのコーヒー牛乳が飲みたくて、飲んじゃいました。大丈夫、コーヒーも一日2,3杯なら大丈夫って書いてあったし、コーヒー牛乳は、ほとんど牛乳だ!

ぶーちゃん、逆境の中でもすくすく育ってください。

ちなみにおなかの中の子は、「ぶーちゃん」と呼んでます。旦那が無類のぶた好きなので、何となく。

宴会と一睡もできない夜

食事とお風呂が済んで、船のあるマリーナに向かい、今度は船の中で宴会となりました。トイレの使い方なども教えてもらい、船の中を見学し、一般ピープルには無縁な「船」という乗り物をひとしきり探検し、宴会開始です。

私一人コーラーでしたが(義父には、旦那から妊娠した旨事前に伝えてくれていたらしい)、夕飯にカレーうどんという軽めの食事にしていたので、けっこう食べてしまいました。船の進水式だったので、シャンパンをあけたんですが、ぺろっとなめたらおいしかったです。もう少し飲みたかったけど、ぶーちゃんのさわりになったらいやなので、飲みませんでした。

宴会が終わると、今夜は船の中での宿泊です。船のデッキのところに足がまっすぐ伸ばせるくらいのスペースのある就寝スペースがあり、そこに寝袋を敷いて眠りましたが…微妙な揺れがあるんですよね。で、結局、一睡もできず、夜が明けました。朝になると、出航する船もあるらしく、けっこう揺れたし、もう、おなかに力が入らないように気が気がじゃなかったです(まだそんなに揺れなかったのに)。寝てると無意識に揺れたときおなかに力を入れそうで怖かったから、そのせいで眠れなかったのかもしれません。

今度、こういう機会があったら、ぜひ、近くにビジネスホテルを取って眠りたいと思います。この寝不足のせいで、翌日、地獄でしたから。

朝食

起きたら義妹夫婦がすでに起きていました。うちの旦那は熟睡中です。朝方、妹夫婦が連れてきた小次郎(ミニチュアダックス)を拉致して一緒に寝ていた旦那ですが、小次郎さんと二人(?)仲良く夢の中です。

私は一睡もできなかったのでそうそうに起き、妹夫婦が用意していたパンやコーヒーなどをいただきました。朝食のことをすっかり忘れていました。義妹がよく気が利くタイプだったので、朝食にありつけました。反省です。^^;

このとき食べたのか、コーヒーとプチあんパン(あんはチョコレート)と、お土産にもらったおまんじゅう1個。なんとも甘々な顔ぶれ。でも、おなかには少ないくらいでちょうどいい感じに思えました。

そのうち義父が現れ(義父たちはキャンピングカーで就寝。いいな、揺れない寝床^^;)、よく眠れたかと聞かれました。みんな「はい」と心にもないこと返事をしましたが、やっぱり嘘はつけず、よく寝れなかったと本当のことを言っちゃいました。船初心者の私たちにはあの揺れは無理です(旦那は船の操縦できちゃう人なので、全然平気で寝てましたが)。

朝食と昼食を買いに行くということで、みんなで近くの(遠かった)セブンイレブンまで車を走らせました。義父はここでしっかり朝食を買ってました。なるほど、そういう調達すればよかったわけね。

旦那用にヨーグルトとリクエストされたストレートティーのみ買いましたが、今思えば、ここでおにぎりでも買っておけばよかったと思います。

おなかは腹八分目くらいが船に乗るにはいいかなっと思っていたんですが、朝はしっかり食べたほうがいいと、車内で義父に言われました。数時間、しみじみそう思いました(T_T)

つわりか船酔いか…

いざ出航し、最初は楽勝でした。風を切って進むのも気持ちよかったし、眺めもよかった。最初余裕をかまして上着を着る前に救命胴衣をつけちゃったんですが、やっぱり寒くて上着を羽織ったら、救命胴衣が上着の下になっちゃって、義父にダメだよと言われました。救命胴衣はふくらむから、必ず上着の上からやらなくちゃいけないんだって。

思った以上に風が寒かったので、次からはちゃんと上着を着込んでから乗り込むようにしたいと思います。そうすれば救命胴衣もちゃんと一番上に来ますから♪ 上での風景も、ちゃんと厚着をすればそんなに寒くもなく楽しめました。はじめての船なので、最初はトイレに入るのも楽しめました。

扉の前のスイッチをON→便器横のスイッチを左から、3つON。用が済んだら、一番右の黒いスイッチを長押しして水を流したら、スイッチを今度は右から3つOFF。手を洗って外に出たら、扉の前のスイッチをOFF。この一連の動作も最初は、やったことがないので、おもしろかったです。

でも、けっこう揺れるんですよね。船は船首側が揺れるとのことで、船尾のキャビンのところに足を伸ばして座ってるのが一番酔わないとの伝授を義父にうけ、船初心者3人(私、妹夫婦)はおとなしくそこで座っていたんですが、義妹の旦那さんはそうそうにマグロになっちゃってました。旦那が、「近くを見ると酔っちゃうから、視線は遠くにね。上がれるようになったら、上で舵をとらせてあげるよ。少し楽になるから」とのアドバイス。でもグロッキーなので、マグロ状態から抜け出せなかったようです。

そのうち鳥が群れになってるところに着くと、釣りの仕掛けをして、ゆらゆらと船を進めていたんですが、どうにもこうにもかからず。このころ、まだ元気だった私は、ひたすら「おなかに力を入れるな」と呪文のように繰り返し、揺れる船の中でそれなりに楽しんでました。釣りの仕掛けのルアーを見てたりしてたんですね。

そう、近くを見ちゃったんです。ここで。けっこうな時間。

大洗 船の上   大洗 海とルアー

そのうち、釣れないと悟ってか、ものすごい急発進して船が動きだし、さきほどまでとは打って変った揺れが船を襲ったあたりから、義妹と、私も、船の中で寝っころがるようになり、マグロになっちゃいました。

このころ義妹の旦那さんは、吐いて少し楽になり、舵を握ってました。マグロは私と義妹の2匹です。^^;

酔っちゃいけないと、何か食べようと思ったんですが、もう気持ち悪くて食べれない。おにぎりなら食べれるかと思ったけど、梅干ししかないしな(梅干しが食べれない人なんです、私)…。そもそもほかのがあっても入らないな。ウィダインゼリーくらいなら入りそう。

なんか気分は、富士山登山のときの朝の状態です。夜通し歩いてへんにおなかがすいてるんだけど、食欲がないあの状態。ウィダインゼリーなら入るんだ、そういうとき^^;

今度は、ウィダインゼリー買っていこう。

心に強く思いつつ、ついにきちゃった吐き気のため、トイレに籠城すること数分。上からも下からもって感じでしたが、出すものを出せば、少し楽になります。

口をすすいで、脱水にならないように水分だけ補充して、揺れるデッキ先頭のベッドに隠れました。

寝る

波があろうがなかろうが、寝る。

もうつわりなのか、船酔いなのかわかりませんが、吐いて楽になったとはいえ、そこはかとない吐き気に、体の防衛本能が目覚めました。

船が高速で進んでいたので、すごい揺れでしたが、寝てました。

ぶーちゃん、おなかに力が入らないようにするから、しがみついててくれ。大丈夫、こんなこと、そうそう続かない。嫁の立場で船を断れなかっただけで、こんな危険はそうそうないから、今だけ辛抱だ!

なんとなく揺れの中でもおなかに力が入らない格好を見つけられたら、安心して眠っちゃったみたいです。もちろん熟睡はできないけど、気が付いたら、もう午後3時。悪夢の航海は6時間半で終了。

目が覚めたら、船はゆっくり動いていて、最初に見えた風景のところに戻っていたんです。

船の速度が落ち着いたのと、眠れたせいか、気持ち悪いのも治ってきていました。おにぎりをみると、一つだけ昆布があったので、さっそく食べました。おなかをすかせると、つわりもできるかもしれない(まだ、ほとんどつわりがない幸運な私ですが)し、酔っちゃうかもしれないから、予防です。

でも、おにぎりのおかげでおなかも落ち着いて、だいぶ回復♪ こうして、初めての航海は終わりました。

陸に上がればこっちのもの

船って陸に揚げるの、すごいクレーン使うんですね。船から人だけおろし、荷物はそのまま。船がクレーンで陸に揚げられたら、今度は梯子を使って、荷物を引き上げ。そのあと、船の掃除が始まって、後片付けに1時間くらいかかったでしょうか。

大洗 船を釣り上げるクレーン

マグロ3匹も陸に上がればすっかり元気になりました。

結局、釣りはオケラでしたが、大きなマグロが3匹も船内にいたんですからすごいものです。

でも、船初心者が乗るときは、波がないところに航海してほしいなっとも思う。逆方面は、波がなく穏やかだったらしいから….。^^;

まあ、でも、普段見れないようなクレーンも見れたし、ぶーちゃんもまだ胎芽にもなってない状態で、船に乗れたし、ぶーちゃんが無事ならオールOKよ。早く、病院行きたい。

ちなみに帰りは、観光客向けのお魚を食べさせてくれるところで、ゴージャスな夕飯となりました。ただ、あまり食欲がなかったので、残しちゃいましたが^^; 

後日談

悪夢の船から戻り、数日を耐え過ごし、やっと病院受診日が来ました! エコーで胎芽と心拍が確認できたときは、もう感動です! 船にあんなに揺らされたのに、ちゃんと鼓動を打ってくれたことに、本当に感謝です!!

大丈夫、この子は強い子だ。あんまり心配しすぎちゃいけない。もう気分は毎日寝っころがって、引きこもっていたいくらい怖いんですが、この子はそんなことしなくても大丈夫だよっと言ってくれているような気もしました。

外は風疹が流行ってるし、風邪とかもらっても怖いし、転んだら怖いし….いろいろ不安もつきないんですが、リラックスして過ごさないとなっと思いました。

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