高尾山ハイキング2012●予算

  • リフト(ケーブルカー)乗車代

2012/05/04(金) 天気:晴れときどき曇り、のち雷雨(T_T)

前泊~高尾山ふもとへ

今年は旦那と二人、高尾山への交通手段が車なのは初めてです♪ 本当は5月3日に登るつもりで3日に八王子で宿を取ったのに、あいにく天気予報は大雨予想(T_T) 仕方なく、3日と4日の予定を入れ替え、晴れ予想の翌日4日に登山にしました。

  • 高速:首都高+中央道(八王子IC) 

ちなみに、高尾山付近で宿を探したんですが、高尾周辺にはホテルがないため、八王子駅周辺で探しました。選んだのは八王子プラザホテル。宿泊代はGW価格にはなっていましたが、けっこう空いていました。ひとまず、宿が確保できて安心です。駅前なので、コンビニなどもそばにあり使い勝手はよかったです。

唯一の欠点が駐車場問題(T_T) 駐車場が機械式で10台(先着順:1000円)。我がスパイク君はタッパが高く使えないので、近所のコインパーキング(12時間2400円)ほどかかりました。涙、涙です(T_T) 

前日は、お台場でガンダムを見て、三崎漁港でマグロを堪能してから、一路八王子へ向かいました。三崎から八王子へは高速経由で2時間といったところ。晴れてたら、高尾から陣馬街道に行く途中にある「夕焼け小焼けの里」などに寄ってもいいかもしれません。^^v

駐車場出発 10:20

翌朝は、ホテルから高尾山へは9:45に出かけて10時には駐車場に着いていました。駐車場は高尾山口の駅近くに2つあります。駅に近い八王子市営の駐車場は10時には満杯。ちょっと離れた薬王院祈祷駐車場はけっこう空いていました。

薬王院で祈祷しなくても使えます。値段は1日500円です。市営駐車場は土日などは1日1000円の最大料金になるみたいなので、薬王院の駐車場のほうが空いているし、値段も安いみたいです。

薬王院祈祷駐車場は、駐車場手前のそばやの駐車場に大きな看板があります。八王子から来ると進行方向の左側に看板が見えます。これをやしすごし、お寺さんみたいな建物のところを左に入ると、薬王院祈祷駐車場になります。駐車場の看板じゃない看板が目立つので、気をつけてください。この駐車場からケーブルカーなどの入口へは、徒歩5分くらいです。

私たちは駐車場に着いてから、まず腹ごしらえし、荷物を整え、いざ、ハイキングに出発しました。天気もよかったので、折り畳み傘を車に置いていったことが、こののち、悲劇を呼び起こすことになりました^^;

駐車場を出て信号を渡って、川沿いを右に進みます。高尾山入口という信号のところで、橋の向こうに、土産物やなどが立ち並ぶ姿が見えてきます。この橋を渡って、ずんずん進むと、ケーブルカー乗り場の広場みたいなところに出れます。

ケーブルカー乗り場~びわ滝到着  10:46

6号路に向かう川沿いの道

人でごったがえすケーブルカー乗り場を左に進みます(ちなみにケーブルカー乗り場を道に進むと、1号路の登山口となります^^v)。

すると、すぐ横に川が流れている道路になります。そしてほどなくすると見えてくるのが「稲荷山コース」の登山道です。

でも今回は6号路を進みますので、そのまま道路を川っぺりに進みます。あまり同じ道を歩いている人がいなくて、道は大丈夫かなっとちょっと不安になりながら、ずんずん歩いていると、左側に6号路の標識があり、いよいよ登山道に入ります。

6号路入口の看板

道はジャリ道ですが、きちんとハイキングコースといった感じです。お日様もさしていて明るいし、歩きやすい道でした。勾配もさほど急ではないので、実に歩きやすい道でした。

昨夜注意報がでるくらいの大雨だったので、足元はだいぶぬかるいでいました。川っぽく流れているところもありましたが、6号路の入口付近はまだまだ序の口。多少のぬかるみって感じです^^v

6号路は別名「びわ滝コース」と呼ばれる道で、真冬でもこの滝で水行者の姿が見えるらしいのですが、今回は水行の方はいらっしゃいませんでした。ほどなくして道が二手に分かれ、「びわ滝はこちら」みたいな分岐に差し掛かります。

びわ滝が6号路のメイン観光みたいなものなので、もちろん脇道に入り、いざ、びわ滝にご対面です!

びわ滝への分岐看板   びわ滝のすぐ横の祠

ちなみに、写真にもありますが、登山道を右に逸れてびわ滝を見に行き、またもとの分岐に戻って左の本筋の道を通ると高尾山の山頂に続くんですが、なぜかびわ滝の祠のすぐ横にも高尾山山頂への道しるべがありました。どうやら、びわ滝のところから、脇道があるみたいです。たぶん2号路に続くショートカットの道だと思いますが、いまだに謎です。^^;

謎のショートカット階段
謎のショートカット階段

さて、元の道に復帰しても、場所的にはびわ滝を上から見える位置関係なんですが(斜め右下にびわ滝のはず)、ちょうど見える場所にフェンスがあり、外が見えないようになっているので、上から風景は見えません。やっとフェンスが取れ、びわ滝がまだ川だった状態なら、見ることができます。

そのあと、ずんずん進んでいくと、大きなモミの木があるなっと思うエリアに差し掛かります。木の表面は苔むしていて、渓流沿いの道を歩いているらしい風情を感じます。シダの葉がこれみよがしに生えてますしね^^v

大山橋 11:16

ぬかるんだ道が「川か?これは」と思うような足元の道になるのが、大山橋の付近だったと思います。もともと沢沿いの道で、登山道に水が流れ川っぽくなる道なのか、それとも昨日の大雨の影響で足元が川っぽくなってしまったのか定かではありませんが、ちょっと上を見ると川っぽく水が流れ、その水の流れが足元の登山道に続くといった風情の道が多くなったのがこのあたりです。

大山橋   大山橋を渡りきってから振り返ったところ

写真がその大山橋です。左の写真は登ったときに見えた風景。右の写真は、後ろを振り返ってパチリ。

とにかく、この橋にたどりつく前、そして橋を過ぎた後の道は、

川か?

と思うような、道が多かったです^^; それと、木の根っこがはびこる道。この二つが特に印象深いかも。

沢と道が一体化ポイント

そんな道を歩いたし、沢の道自体、一度迷ってたどりついたことがあるので、あるのは知ってたんですが、やっぱり実際見るとすごいなーと思うポイントが、こちらの沢と道が一体化しちゃう登山道。

6号路は川の中にも道がある

写真で見てもわかるように、わざわざ「6号路は直進です」という立て看板があります。そりゃああるはずです。だって、

川だ^^; 道じゃない、絶対

どうみても、右側に川が流れている。その川を進めと書いてある。

そしてちょうどいい具合に飛び石がある。

飛び石が道なんだ!

ということで、川となった道を、飛び石をひょいひょい飛び越えて進みます。石の上を歩かないと、靴がびしょびしょになっちゃいます^^; でも、意外に楽しいこのエリアも、ちょっと進むと終わっちゃいます。

沢から出て~高尾山山頂

6号路の木の階段

さて、最後の飛び石をたどって、川から出ると、今度は道ががらりとかわります。木の階段が現れるんです。

そして、この木の階段が、6号路でもっともつらかったポイントでした。だって、勾配が急なんです^^;

それまで6号路ってけっこう登っていてもさほどつらくなかったんですが、川から上がって、ちょっといくと、この木の階段エリアに到着するんですが、このエリアの勾配が急なんですよ!

もう、太ももが泣いてました。(T_T)

今回のハイキングでは、旦那に「ちょっと、まった! 休憩」というヘルプをしないで済んでいたのに、ここにきて言わざるを得ない状態に陥りました。(T_T)

木の階段エリアが終わると、ちょっと休憩できるベンチがある広場になるんですが、そこにたどりついたと同時にヘルプ要請。

少し休んだら、今度は石畳の道を進みます。この登りを登り切れば、山頂までもう少し!

6号路   6号路

高尾山山頂 11:55

で、ほどなくして山頂に到着しました。人でごったがえしていて、今までで一番の混雑ぶりでした。一応、眺望のきれいなところでパチリと記念撮影だけすると、ジュースの補充をしたら、すぐ下山開始です。

今回はお昼をもってきていないので、帰りがけに天狗ラーメンでも食べるかと思っていたので、さくっと1号路である表参道を下って、茶屋でご飯のつもりです。ちょうど雲行きもあやしくなってきましたし^^;

で、表参道を下ります。

けっこう、勾配が急です。下がっては、登り、また下がり….と山道を進んでいくと、ゴロゴロと雷鳴が轟きました。

いやな感じです。雲行きもあやしいです。

天気予報のばかやろー

山の天気は変わりやすいとはいえ、前日の天気では晴れだったので、すっかり油断していた私。もう、雨が降り出す前に一刻も早く下ることしか頭にありませんでした。

そんな状態で、表参道を下ると、やがて山道が終了し、お寺の境内に出ます。足元が石畳に変わります。そこにあるのは不動堂。で、さらに階段で下ると、いよいよ本殿です。

二か所でお参りを済ませ、さらに階段を下ると、薬王院の山門と天狗像が最後に見えてきました。このあたりまでくると、もう雨はぽつぽつ降りです。天狗と一緒に写真を撮ったんですが、時間をみると12:31でした。

で、あとは、ひたすら、テレビでみた「天狗ラーメン」はどこだ!? ということになりました。もう、ゴロゴロ鳴ってるし、雨はどんどん強くなるし、ご飯で時間をつぶし、やりすごすしかない! という状態でした。

権現茶屋で天狗ラーメン 12:51

権現茶屋到着の頃には、けっこうな本降り。幸いすぐ席も取れました。私たちが席に着くと、雨足はどんどん強くあり、店も待ち状態に突入! ほんと、ギリギリのタイミングでいいときに入れました。

テレビで天狗とゴマにちなんだラーメンがあった記憶があり、ラーメン好きな旦那にお勧めしてみました。私は梅が苦手なので天狗ラーメンはあきらめ、ゴマ味噌風味のやつにしました。

天狗ラーメン   ラーメン

左が天狗ラーメン。長い棒は米で作った棒で、天狗の鼻をイメージしているみたい。さっぱり味のラーメンです。右は私の食べたラーメン。ピリ辛でおいしかったです。

食後にコーヒーを飲んで時間をつぶしましたが、雨は本降り。ラーメンを食べているときが一番ピークで、少し弱くなってきたので、ここでお店を立ち去り、足早に下山することにしました。

唯一、たこ杉だけじっくり見て、その横にある「開運ひっぱりたこ」をなでまわし、あとは足早に立ち去りました。

かすみ台展望台あたりには雲がたちこめてきました

もう観光どころじゃありません^^; かすみ台展望台のあたりから下界をみれば、山々の間から雲がたちあがっていて、普段みれないものが見れました。これで十分です。

ケーブルカーで帰ろうと思ったけど、乗り場は満杯。リフトもみたけど、ケーブルカーほどじゃないけど混雑していたので、土砂降りの中40分かけて1号路を下る決意を固めました。この1号路、けっこう勾配があります。登りで使うと泣きを見る勾配です。

川だ

足元の石畳の舗装は、水が流れるのに適しているらしく、ものすごい勢いで水が流れていました。その中を足早に下山。今回は、水にご縁のあるハイキングとなりました^^;

途中、6号路を登っているときにも何度も見かけた白いきれいな花がいっぱい咲いていたので、写真にパチリ。「シャガ」という名前のお花みたいです。^^v

シャガの群集   シャガ拡大

後日談じゃなくて、数時間後のおはなし

ぬれねずみ状態で、私たちは駐車場へ逃げ帰り、あわてて着替え。着替えがあってよかった! 無事着替えられたので、風邪をひかないで済みました。ありがたいごとです。

標識では、ここから40分とかいてあった道のりを、なんと20分で駆け下ったために、足が少々筋肉痛というか、ガクガクいっていましたが、それ以外は意外に元気でした。たぶん14時くらいには下山できていたと思います。

突然の雨で、高尾山への登山客が、目の前にある「トリックアート美術館」になだれ込んだのか、美術館の入口にすごい行列が並んでいたのが、帰りの車の中で一番印象に残っている出来事です^^;

そんな行列をみながら車を進め、中央道の八王子ICを目指しました。でもちょっと早いので、帰りがてら八王子IC近くのバイクショップに寄ったりして、時間をつぶしてから、高速に乗り込みました。まだ帰宅ラッシュに巻き込まれないで済む日時だったんですが、やはりGWということと、事故渋滞が発生したこともあり、そこそこ渋滞に巻き込まれながら、無事に家に戻りました。

突然の雨で、1号路を駆け下ったツケで、翌日、翌々日と、かなりの筋肉痛がありました(T_T) あれさえなければ、筋肉痛もない、さわやかなハイキングだったのにな…..。7キロ近く歩いたので、こんなもんですね。

思ったこと

山の天気はかわりやすい。知っているのに、気軽なハイキングだからと、今回は雨具をどうしようっと思ったのに結局持たずにでてしまいました。これは本当にいけないことだなって思います。距離がそんなになくても、山で突然の雨が降れば雨宿りするところはありません^^;

それにちょうど、私がハイキングしたこの時期、軽装で入ったが故の遭難のニュースが立て続けにおきていました。

油断しないで、山に入るときは、雨具ももつし山によっては防寒着、それにちょっとした食料とか水とか、やっぱり忘れちゃいけないなって思います。無事に家に戻ってこその、楽しいハイキングですよね!

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